和をたしなむ

2022.03.21更新 - 徒然なるままに

久しぶりの店外出店で感じたこと。~アリマツーケットを終えて。~

 

本日まで松坂屋名古屋店にて開催していました、

「アリマツーケット」に出店をさせて頂きました。

 

ご来場くださいました皆さま、

誠にありがとうございました。

 

 

無事に会期を終えた訳ですが、

約7年ぶりに店の外に出て、

出店をさせて頂いたことで感じたことを、

私の備忘録の意味も込めて書いておこうと思います。

 

 

期中、本当に多くの方が、

松坂屋名古屋店にお越しになられていました。

 

 

色々な意味で、

マンボウとは感じさせないほど、

オルガン広場には人がいたと思います。

 

 

そのなかで、会場に掛けてある、

有松絞りを立ち止まってご覧になった方は、

全体の約3割程度の方。

 

他の7割程度の方々は、

横目で見つつも素通りする感じでした。

 

 

そのうち、有松絞りに関心をもって、

手に取ったり、質問をして下さる方は、

全体の1割程度。

 

様は、10人に1人程度しか、

意識を向けて有松絞りやきものに、

関心をもっている方はいないという事になります。

 

 

もちろん、

松坂屋名古屋店にお越しになられた方が、

日本全体の縮図とはなりませんが、

意外と的は外れていない様に思います。

 

 

私はいつも、店にいて、

着物に関心のあるお客様ばかりと、

ご接客させていただいていますが、

それが決して、当たり前でないことを、

改めて実感をしました。

 

 

「世の中の多くの方は、着物には大して関心はない。」

 

 

これは一般的なことなんだろうなと、

6日間、売り場に立って感じた事。

 

それに対して、

自分自身が出来ていることは少なく、

もっと関心を持って下さる方の輪を、

拡げていく事を考えていかなければならないと、

切に思いました。

 

 

決して悲観的にはとらえておらず、

こうした肌身から感じる事が何よりも大切だと思っています。

 

 

井の中の蛙ではありますが、

こうして年に何回かは、

店の外に出て何かを感じる機会を、

作る事も大切だなと思います。

 

 

まずは、今、店でできる事を努めて。

 

前を向いて進んでいきます。

 

 

 

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