和をたしなむ

2022.09.21更新 - 徒然なるままに

手織り・手仕事紬の良さを知る産地勉強でした。「手織り紬・結城紬 産地を巡る旅。『序段』」

 

過日、二日間かけて、

何年かぶりの産地勉強に行ってきました。

 

 

向かった先は、関東から北関東。

 

 

関東では、

こだわりの手織り紬を製織されている、

小熊素子さんの工房へ。

 

北関東では、

「紬の王様」結城紬の産地に、

伺ってきました。

 

 

今後のコラムにて、

小熊さんの工房、結城紬の産地で、

学んできたことをまとめていきますが、

まずは序段から。

 

 

当たり前の事ですが、

手紡から手織りの素晴らしさや、

手仕事の美しさを再認識する、

とても有意義な二日間でしたが、

 

そこに至るまでの困難な道程、

一筋縄では次の世代に繋ぐ事が叶わない、

「今のものつくりの現場」を知りました。

 

 

織りたくとも、思う糸が手に入らない。

 

手仕事を続けていく未来が見えない。

 

生産反数がコロナ禍を通して激減している。

 

 

そんな目を瞑りたくなる現実を前に、

 

「ならば、私は何をすればいいのか?」

 

と問われても、

的確な未来を伝えることが出来ない、

もどかしさを感じていましたが、

 

それでも、

取り留めもない会話をする中で、

作り手と売り手、そして買い手の未来に、

一寸の光を見出してくれて、

前を向いてものつくりをして下さる、

作家さんや職人さんの心に、

大きな勇気を貰いました。

 

 

と同時に、

 

このかけがえのない大切な人たちと共に、

常に手を取り合いながら、

私の商いから勇気を与える事が出来る様に、

そんなきもの専門店で在りたいと、

心から思いました。

 

 

終段の様な文章ですが、これは序段。

 

 

二日間思ったこと、感じたことを、

そのままの言葉でまとめていきますので、

どうぞご覧くださいませ。

 

 

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