和をたしなむ

2022.09.11更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

母親としての品格を持った着姿を創る一本。「九寸(名古屋帯)「西陣織・都・七宝草春」」

先日のコラムで、

 

「母としての品格を持った着姿」

 

をご提案したいと、

書かせて頂きました。

 

 

今日ご紹介する一本は、

そんな着姿を創り上げてくれる、

最良の一本。

 

 

軽めの名古屋帯ながらも、

品格溢れる織り上がりを、

お楽しみ頂けたらと思います。

 

 

九寸(名古屋帯)「西陣織・都・七宝草春」

西陣織の名店が持つ、

確かな技術と、洗練された織柄を持ち、

それを気軽に結べる一本として織り上げる、

「西陣織・都」さんが手掛けた九寸(名古屋帯)の一本です。

 

 

九寸帯というと、

 

「袋帯よりも劣る。」

 

「フォーマルには向かない。」

 

と思われている方も居られるかも知れませんが、

織帯の格というものは織り上げた柄の格で決まります。

 

 

遊び心をモチーフにした柄を織り上げれば、

カジュアル傾向の一本になりますし、

古典的な格調ある柄を織り上げれば、

フォーマル傾向の一本になります。

 

 

それは袋帯、九寸帯のどちらも同じ。

 

 

もちろん、袋帯の方が、

ボリューム感ある二重太鼓になる事、

仕上がりの格調高くなることから、

より一層フォーマル傾向にありますが、

九寸帯でも今日ご紹介するくらいの格があれば、

お子様の節目の時に結んで頂くと、

とても品の良い着姿を創り上げてくれます。

 

 

柄は七宝つなぎ模様。

 

同心円でつながれた七宝模様は、

円満や調和、良縁を込めた古典的な柄のひとつで、

家族の節目の時に結ぶ帯柄として、

相応しい柄になります。

 

 

その柄を金銀糸を織り交ぜながら、

色彩豊かな色糸で仕上げてあります。

 

 

淡いパステルカラーを基調に、

合わせる長着の色を問わず、

また帯〆の色合わせをしやすい、

とても使い勝手の良い仕上がり。

 

 

一本の帯を永く使って頂きたい、

そんな想いが溢れています。

 

 

前腹も続きの柄。

 

 

まだ小さなお子様がおられるご家庭の箪笥にあると、

とても重宝に使って頂ける一本です。

 

 

お子様やご家族様の大切な節目を、

その思いを込めた着姿と共に、

素敵なひとときをお過ごし下さいませ。

 

 

【掲載商品詳細】

 

九寸(名古屋帯)「西陣織・都・七宝草春」 110,000円(税込・反物価格)

 

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