和をたしなむ

2021.12.07更新 - 洛風林の帯

気軽さと、気品を込めた着姿を。「京袋帯「洛風林・縞格子」」

 

12月の模様替えを済ませた店内。

 

 

壁面には絵羽紬を掛けましたが、

それに合わせて、

こちらの帯をコーディネートしました。

 

 

京袋帯「洛風林・縞格子」

 

 

シンプルな縞格子柄が織り込まれた一本。

 

 

帯の名店「洛風林」さんが手掛けた、

京袋帯になります。

 

 

京袋帯とは、

 

長さは名古屋帯と同じ1丈ほど、

太鼓は一重太鼓になりますが、

仕立ては袋帯と同じく、

帯裏を総裏で付けた開き仕立てのもの。

 

一重太鼓のすっきりとしたお太鼓姿と、

前腹の幅や出し方を好みに合わせられる、

名古屋帯と袋帯の良いところを取った、

きものファンには重宝な一本です。

 

 

先のも書きましたが、

織柄はいたってシンプルな縞格子柄。

 

 

ただ、そのシンプルな縞格子を、

別格のものに引き立てているところに、

帯の名店「洛風林」らしさがあります。

 

 

地になる経縞の配色と、

それに交差する、細縞の配色がよく、

ただ単に縞格子に仕上げたのではない、

絶妙な色の取り合わせがあります。

 

 

お太鼓の中心と、

前腹の中心にくるあたりには、

コーディネートの肝となる、

朱赤が織り込まれており、

その周りに配された、

橙色や黄色、白色の織り糸も、

バランス良く配されています。

 

 

こうした色遣いを基調とした一本は、

 

紬のような普段着の時には、

長着の素材感を活かして、

色でポイントを作るコーディネートになりますし、

 

小紋のような染め物の時には、

長着に使われる染色や柄と喧嘩をせず、

でも色でまとめるコーディネートになり、

 

本当に重宝する一本になります。

 

 

また、シンプルだからこそ活きる、

帯そのものが持つ気品は、

洛風林らしさを感じる高きもの。

 

 

帯結びの気軽さと、

洛風林の品格を共に、

お楽しみ頂けたらと思います。

 

 

掲載商品詳細》

 

京袋帯「洛風林・縞格子」 209,000円(税込・反物価格)

 

《掲載商品の詳細・ご購入はこちら》

 

京袋帯「洛風林・縞格子」

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