和をたしなむ

2022.03.08更新 - 洛風林の帯

洛風林の帯「九寸帯(名古屋帯)・オスマン花文」

 

久しぶりの洛風林の帯の新入荷。

 

美濃幸好みの一本に出逢う事が叶いましたので、

ぜひご覧頂けたらと思います。

 

 

洛風林の帯「九寸・オスマン花文」

 

 

柔らかな地色の上に浮かぶ、

鮮やかな花文たち。

 

東欧やシルクロードを思わせる、

オスマン花文が織り込まれています。

 

 

こうして俯瞰的にみると、

地色、柄色、柄の構図、柄の大きさ、

どれもが絶妙なバランスで仕上げられ、

一本の帯に成っていることが分かります。

 

 

地色は、灰桜色。

 

 

こっくりと柔らかな地色の上に、

花文が織り込まれています。

 

 

この花文の織色は、

東欧の壁画やアートを見ているかの様。

 

悲しいことがきっかけでありますが、

昨今の世界情勢のなか、

東欧やシルクロード近辺の国々を見る事が増え、

 

この一本と向き合うと、

自然とその国々の景色が、

頭に浮かんでくるように感じています。

 

 

このオスマン花文は、

洛風林初代当主「堀江武」氏が、

東欧を旅行されたときにスケッチされたもので、

その頃から半世紀が過ぎていますが、

今なお美しさの源泉は尽きておらず、

文様としての美しさを感じます。

 

 

前腹の様子はこちら。

 

 

柄付けはお太鼓柄ですが、

お太鼓、前腹ともに柄幅は広く、

勝手良く結んで頂ける織り上がり。

 

洋風なモダンな雰囲気がありますが、

柄自体の格調が高いので、

色無地や附下に結んで頂いても、

品よくまとまるコーディネートが、

出来上がるはずです。

 

 

日本の織物を織りなす柄は、

遠く離れた東欧の文様。

 

 

 「美しいものに洋の東西はなし。」

 

という、

洛風林の理念を感じる、

そんな素敵な一本をご紹介出来る事を、

心から幸せに感じています。

 

 

《掲載商品詳細》

 

九寸(名古屋帯)「洛風林の帯・オスマン花文」 209,000円(税込・反物価格)

 

  • 記事一覧

カテゴリー / Category

アーカイブ / Archive

和のお稽古 / Lesson

お知らせ / Information

→ お知らせ一覧

↑PAGE TOP