和をたしなむ

2018.02.28更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「流行のグレンチェック柄インバネスコートを。」

 

暦の上では春。

 

気候も段々と暖かになり、

朝晩を除けば、冬から春へと移ろってきたことを体感します。

 

 

息子との会話にも、

 

「やっぱり、春と秋が過ごしやすいね!」

 

という言葉を多く見かけるようになり、

過ぎ行く季節に名残を感じ、来たる季節を待ち遠しく思っています。

 

 

さて、

一昨年の冬から着始め、今年は毎日の様に袖を通していました、

冬のウールコート「インバネスコート」。

 

会う方、皆さまから、「格好良いですね!!」とお褒めの言葉を頂き、

今冬は何かと嬉しかった私。

 

もしかしたら、コートがカッコいいだけで、

着姿がカッコいい訳ではないのかもですが、ポジティブが取り柄の私♪

 

着姿をアップしてみる事にしました。

 

 

コートの身頃に、袖首回りにマントが付いている、

インバネスコート(とんびコート)」。

 

着ていると、お褒めの言葉と一緒に、

「金田一耕助みたい!」とか、「シャーロック・ホームズみたい!!」

と言われるのがほとんどで、探偵風情の印象が強い着姿です。

 

 

インバネス」というものは本来、

取り外しの出来る長めのケープがついたコート(外套)」の事で、

それが進化発展をして「二重回し」というコートになったもの。

 

明治20年頃から流行はじめ、インバネスは洋装用のものでしたが、

日本らしく、和装用へと変化をしました。

 

 

私が着ているものも、衿周りのケープは固定されており、

正式名称は、「二重回し」が正解の様です。

 

 

身頃は袖のない、タンクトップ状。

 

袖周りの防寒はケープが担ってくれており、

あまり上げ下げをすると、そこから冷気が入ってきます。

 

なので、これを着ている時はポケットに手を入れている方が暖かく、

入れっぱなしは何ですが、様(さま)にはなるのが私なりの実感です。

 

 

柄は、今年の流行「グレンチェック柄」。

 

 

黒の一色も便利かと思ったのですが、

私の場合、グレーの角袖コートを一枚持っているので、

こちらのコートは遊び心を持たせたいと思い、

柄もモダンなチェック柄を選びました。

 

これは正解で、正絹の着物を着てのお出掛けにも、

木綿の着物を着ている時でも、フォーマル&カジュアルで使う事ができ、

とても便利な一枚になっています。

 

 

そして、ウールコートの最大のメリットは「雨雪よけに最適」という事。

 

正絹のコートや羽織も良いのですが、

このコートを羽織っていれば雨の中歩いても、安心していられ、

機動力と行動力が上がります。

 

 

何かと雨雪の多い冬の頃。

 

便利な一着を持ち、着物でのお出掛けが一層快適に、

楽しいものになればと思います。

 

もう今シーズン終わりですが、

来シーズンに向けてのご相談は承ったおりますので、

ご興味のある皆さまは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

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