和をたしなむ

2019.03.28更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「父親として、立場として。」

 

HPのコラムの更新が滞っており、

ご覧頂いている皆さまにはお待たせをしております。

 

 

先週末に開催しました「型絵染 岡本紘子展」を無事終える事が叶い、

その後は着物屋の立場から父親、そして役職の立場での一週間を過ごしていました。

 

それもそう、

息子がお世話になっている保育園を無事卒園、その卒園式があり、

私は父親として、また保育園保護者会会長として、祝いの席に出席をしました。

 

 

昨年から引き続きの保護者会長ですが、

昨年の卒園式は無地の長着に一つ紋入りの羽織のみを着て出席しましたが、

今年は我が子の節目という事もあり、それに縞袴を履いて会に向うことに。

 

現代の様式において、「袴を履く事」はかなりフォーマル感が高まるので、

ただでさえ着物を着ている上に履く事は、結構躊躇する事があります。

 

主役はあくまでも子どもたちであり、

いくら保護者会長と言えども、私はわき役。

 

前日まで袴を履くか履かまいか、

履くのであれば縞にするのか無地にするのか、散々悩みましたが、

今書いたように袴を履くこと自体、少なくなった現代、

ましてや、縞袴を履く機会などなかなかないと思っているので、

子どもたちの節目の席に華を添える心と共に、袴姿を披露する事にしました。

 

 

家族の節目、子供の成長の節目に和装が在る事は、

そのお一人ごとに一層祝う心が深まり、思い出に刻まれることは間違いなく、

そうした心の部分を大切にしておられる方は、多いのではないかと思っています。

 

何を着ようとも、その心の本質は変わりないのですが、

何故か着物には、それを高める力が備わっている様に思います。

 

 

卒業、卒園もこれで一段落。

 

続いて、入学式が始まる頃です。

 

 

皆さまの晴れやかな門出のときが、

和装とともに素敵なひとときとなります様に。

 

心からお祈りしております♪

 

 

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