和をたしなむ

2018.01.23更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「着物って寒くないの!? 冬の防寒対策」

 

昨日の関東東北地方の大雪!

ニュースで見ていて、久しぶりの大雪に交通機関が大混乱をし、

御苦労をされた方も多いのではないでしょうか。

 

名古屋は今のところ雪も降らず、今日は暖かな太陽ものぞく一日。

とはいえ、明日は雪の予報になっているので、

充分に用心をしたいと思います。

 

 

 

私は仕事の日は、ほぼ100%着物でいます。

 

着物が私にとっての仕事をする「スイッチ」の様であり、

何より大好きなファッションのひとつなので、

当たり前のように着物姿で商店街の店店で買い物をしたり、

自転車で息子の保育園の送り迎えをしています♪

 

そうすると、商店街の皆さまや保育園の先生方から、

着物って寒くないの!?」という質問をされます。

 

確かに、普段から着物を着たことがない皆さまからすると、

「着物=何かと不便」というイメージがあり、

動きずらい、寒そう、暑そう、といったネガティブなイメージは先行しがち。

 

なので、それに対する私の回答は、

 

着物でも洋服でも、寒い時は寒い!!

 

当たり前といえばそうなのですが、

着物だから特に寒いとか、不便という事はないという事を、

ご縁あった皆さまに知ってもらえらと思っています。

 

 

それはあくまでも、「毎日着ている。」という慣れから来るのかも知れませんが、

着物を着ている時もそれなりに防寒対策をすれば、真冬も快適に過ごす事が出来ます。

 

今日のコラムでは、そのあたりをご紹介したいと思います。

 

ちなみに、最近の私のお気に入りの着姿はこちら。

 

 

淡い春色の小千谷紬に濃茶の角帯、別珍の足袋を履いて、見た目も冬使用。

室内にいる分には、これで十分快適に過ごす事が出来ます。

 

着物の時の防寒対策のポイントは「首回りの防寒」で、

着物で寒さを感じる箇所である、「」「手首」「足首」の防寒をすれば、

思っている以上に快適に過ごす事が出来ます。

 

首はご覧の通りのスヌードを使用。

 

 

和装用のものなどはありませんので、

ご覧のとおりヴィヴィアンのスヌードを使用しています。

 

洋服用に購入をしたのですが、和装の時にも合わせやすく、

和洋兼用で使っているお気に入りです。

 

手首は、九分袖&Vネックの暖か系肌着を着用。

 

 

某日系ファストファッションで販売されている人気の肌着を使っています。

 

こちらのメーカーのものは、夏のサラッと系の肌着やステテコも、

着物を着る時には最適なお品で、私は年中通しで履いています。

 

リーズナブルで、縫製もしっかりしているので、普段着の使いまわしにはお勧め。

そして九分袖なので、普通にしている分には、

袖口から肌着がみえてしまう事は少なく、それも良いポイント。

見えて困るときは、少しまくれば大丈夫かと思います。

 

衿のVネックは、袖の様にまくる事が出来ないので、

初めから襟ぐりが深いV型がお勧めです。

 

 

という事で、足首もそちらのお品を着用。

 

 

ステテコとタイツは、アラフォーの私には必須アイテム。

これなしでは冬は越せません(笑)

 

そして先のも書いた通り、ステテコは季節問わずの便利品で、

履いていると裾の裁きが格段に向上し、街歩きの時もとても快適なはず。

 

ただし、自転車に乗っている時は裁きが良すぎてはだけやすくなるという、

ヘビーユーザーらしい欠点はありますが、

普段にお召しなるくらい方には、メリットの方が高いと思います。

 

 

というような、私なりの防寒対策。

着物を快適に着たいという方の、少しの参考になれば幸いです。

 

着物は「特別なもの」という楽しさと、「日常の延長線上」の楽しさがあります。

 

私の場合、特別なものの時は徹底的に着物らしさに拘り、

肌着類も和装専用を着て過ごし、準備の段階からその時を楽しみますし、

日常の延長線上の時は、出来る限り使いまわしの出来るものを取り入れて、

心身ともに気負いのない装いを楽しむ様にしています。

 

TPOや考え方によって色々で、どれが正解というものはありませんが、

何より自分自身が心身ともに快適で、着物を楽しめるスタイルが、

一番大切なことだと、私は思います。

 

皆さまも自分らしいスタイルと共に、着物と在る時間をお楽しみ下さいませ♪

 

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