和をたしなむ

2018.09.15更新 - 徒然なるままに

秋の心地良い空気感を、着物と共に感じて頂けます様に。

 

九月に入って早半月。

 

あっという間の半月でしたが、

その間、毎日少しずつ掛ける一品を変えながら、

ようやく「きもの美濃幸らしい」九月の装いが出来ました。

 

 

 

夏の頃と比べると、掛ける一品、置く一品も少なめにして、

店内全体の様子も一目で見やすい様に。

 

私的には、これくらいの点数の方が自分の店らしさを表しやすく、

一点ずつに込める想いも濃くなる様に感じています。

 

 

壁面もすっきりとした雰囲気でまとめました。

 

 

今からの季節に心地良い色柄・素材を組み合わせ、

着物を一層楽しんで頂けたら何よりのこと。

 

淡い色目の長着に同系色の帯と、反対色の帯を取り合わせ、

また当店が得意な織物は、白絣の本塩沢と洛風林の八寸が合わさり、

秋らしさを感じるシンボリックなコーディネートになりました。

 

夏の暑さは過ぎたとは言えど、

日中、日差しが強くなるとそれなりに汗をかくもので、

本塩沢の様なシボの強い生地のものは肌触りが気持ちいいものです。

 

 

丸テーブルの上はこの様な雰囲気に。

 

 

こちらは、これからの普段着に最適な丹後木綿のコーディネートや、

季節感を存分に味わえる柄の小紋や帯などを揃えました。

 

丹後木綿は、ユニセックスでお楽しみ頂ける色柄が多く、

手前のコーデは角帯を合わせましたが、

皆さまの個性に合わせて自分らしい雰囲気にまとめて頂けたら、

きっと楽しい秋冬が待っているのではと、掛けながら感じていました。

 

その季節ズバリの柄は、着ていく日数に限りはありますが、

季節感そのものを身に纏う喜びは、四季が明らかな日本の衣裳・衣類として、

装う楽しみが共にあります。

 

 

秋単衣ももう終わりが見え、

これからのご提案は、少し軽めの素材感をお楽しみ頂ける、

秋袷」のものが多くなってきます。

 

秋袷は、表地も軽めのものに裏地を合わせる事で、

袷の着物らしい質感と、秋の空気感に心地良い一着が仕上がります。

 

 

季節と共に在る着物。

 

 

皆さまも自分らしい色柄と共に、

素敵な季節をお過ごし下さいませ。

 

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