和をたしなむ

2021.10.19更新 - コーディネート紹介

秋袷の爽やかな素材感を活かす色柄を合わせて。「本塩沢コーディネート 二選」

今月の特集、

 

「秋袷に向く、美濃幸好みの紬」

 

 

先日にご紹介をしました、

 

本塩沢「酒井織物・白よごし・蚊絣」

 

に合わせて、

帯や小物をコーディネートしてみました。

 

 

美濃幸好みのコーディネート、

そして男女とものコーディネートをお楽しみ下さい。

 

まずは男性向けから。

 

 

爽やかな色合いの組み合わせ。

 

 

白色にスカイブルーは、

秋袷の頃にも映える色合わせです。

 

 

帯は、長着と同じく「塩沢製」

 

大島謙松さんが手掛けた本塩沢を、

帯に仕立て上げたものを合わせました。

 

 

こうした爽やかさが前面に出ている

コーディネートの場合に悩むのは、羽織の色合わせ。

 

 

素材感は合わせて頂ければ良いのですが、

濃色か淡色か、どちらにするかは、

思案のしどころです。

 

 

これは決まりはなく、好みの問題なので、

どちらにしても良いと思いますが、

 

美濃幸好みでいけば、

「濃色」の色合わせが好みになります。

 

 

私の個人的な好みでもありますが、

上物は「濃色」の方が合わせ良く、

手持ちの羽織も、墨黒や濃紺が多いです。

 

この傾向は洋装でも同じ。

ジャケットは黒・茶・紺が多く、

白・クリーム色はほとんどありません。

 

 

という事で、

今回は羽織まで見立てませんでしたが、

そこはお好みに合わせてという事で。

自分らしいスタイルでお楽しみ下さい。

 

 

続いては、女性向け。

 

 

こちらは長着と反対色の濃色の帯合わせ。

 

洛風林の九寸を合わせてみました。

 

 

白い長着の黒い帯合わせは、定番中の定番。

 

面白味に欠けるかなとも思いましたが、

この帯自体が黒ではなく墨黒。

 

そして、紬糸を使った独特の風合いや、

柄に織り込まれた色糸が個性豊かで、

秋袷らしく、またきもの美濃幸好みにおさまりました。

 

 

このコーディネートの肝は、帯締め。

 

 

パッと帯周りに映える色を加え、

かといって出しゃばり過ぎないものを使い、

定番中の定番コーディネートに、

美濃幸らしい個性を加えてみました。

 

 

今回のコーディネート紹介はここまで。

 

帯のご紹介、特に洛風林の九寸の紹介は、

また後日改めてアップをしますので、

ぜひ楽しみにご覧下さい。

 

またオンラインショップに掲載しましたので、

個別の写真もお楽しみ頂けたらと思います。

 

 

秋らしい季節と共に在る着物。

 

皆さまも素敵な季節をお過ごし下さい。

 

 

《掲載商品のご購入はこちら》

 

本塩沢「酒井織物・白よごし・蚊絣」

 

九寸(名古屋帯)「洛風林・英国いちご文」

 

帯〆「龍工房・波模様・切り房」

 

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