和をたしなむ

2018.09.25更新 - 徒然なるままに

薄暮は紫に。

 

いつもの様にPCのモニタに向かって仕事をしていて、

夕暮れ時にふと、外に目をやってみたら道路が茜色に染まっていました。

 

 

それっ!と思い立ち、カメラと望遠レンズを持って屋上に上がり、

シャッターを切った一枚がこちら。

 

 

薄暮の空が紫色に染まっていました。

 

 

今日のコラムのタイトルを見て反応した方は、

きっと私と同じ、松任谷由実ことユーミンが大好きな方のはず。

 

私はこの時期になると必ず、「晩夏」のメロディが頭の中をリフレインします。

 

 

藍色は群青に

 

薄暮は紫に

 

 

ユーミンの色の世界を表現したことばは数々ありますが、

それに触れるたび、彼女の色の感性は着物屋で培われたものなのかなと、

同じ着物屋育ちのひとりとして思ったりします。

 

 

薄暮が紫色に染まるのは、太陽が沈む前のほんの一瞬。

 

 

その一瞬を言葉とメロディに刻むユーミンの凄さを感じる、

秋の夕暮れでした。

 

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