和をたしなむ

2022.06.11更新 -

透明感と夏の涼感溢れる、麻の魅力を。「小千谷縮 手織り・ストライプ・おだきん製」

 

2022年の新作夏きものを

ご紹介して参ります。

 

《2022年の新作夏きものはこちら》

 

1、絹紅梅・竺仙・唐花つくし

2、まこと織物 夏八寸帯・よろけすくい織

3、竺仙 綿ゆかた 市松取り松葉の柄

4、夏向き ミニトートバッグ&草履

5、有松絞り浴衣「七宝ボーロ花」

6、有松絞り浴衣「斜ヨロケ縫い絞り(広巾)」

7、夏九寸「高久空・木 朝顔」

 

 

では、夏の普段着着物の定番、

 

「麻織物&小千谷縮」

 

を、

ご紹介して参ります!

 

 

今日はこちらの一反を。

 

 

小千谷縮「手織り・ストライプ・おだきん製」

新潟県小千谷地区を中心に、

古くから製織されている小千谷縮。

 

その老舗名店「おだきん」さんが手掛けた、

手織りの一反になります。

 

 

経糸は水色を基調に、

灰色・レモンイエロー・グレーと、

何配色かを組み合わせてストライプを作り、

緯糸は無地の白糸で織り上げてあります。

 

 

とてもシンプルな織り上がりですが、

オフホワイトの緯糸がとても爽やか。

 

 

かつ、経糸の配色がとても良く、

夏らしい涼感を感じさせてくれる、

織り上がりになっています。

 

 

話が少し横道にそれますが、

 

工芸品クラスではない、

無地系の小千谷縮において、

「手織り」と「織機織り」には、

どれだけの差があるのかという事を、

先日、お客さまとお話しをしました。

 

 

お値段だけで言えば、

当店の取り扱い価格で約2倍。

 

それだけの価値があるのか?

 

という様な主旨のご質問でしたが、

私なりの答えとすれば、

 

「もちろん、違いがあるから値段が違う。」

 

という事です。

 

当店ではどちらも取り扱いがありますが、

触り比べればその風合いに違いを感じますし、

何より普段着着物として、

日々着こなし、水洗いをする事によって、

経年変化の違いは歴然となってきます。

 

 

一見するだけですと、

その違いが分かりずらいのも、

正直なところですが、

 

ただただ「手織り」を着ているという、

心の満足感に収まらず、

実際に着心地や、月日を重ねていくうちの楽しみ方も、

大きく変わっていくものになります。

 

 

さて、

 

本題に戻します。

 

 

こちらの一反は、

経糸の仕掛け、色遣いが絶妙。

 

 

所々に差し込まれている、

レモンイエローが効き色なっています。

 

 

この色の組み合わせが、

他の小千谷縮とはひと味違う、

透明感と夏の涼感を創り上げています。

 

 

反巾は、1尺巾ですが、

色目的には男女問わずお楽しみ頂ける、

そんな織り上がりの一反。

 

 

小千谷縮を夏と共に存分に楽しみたい、

そして心留まる皆さまに、

自分らしいスタイルでお楽しみ頂けたら幸いです。

 

 

《掲載商品の詳細・ご購入はこちら》

 

小千谷縮「手織り・ストライプ・おだきん製」 176,000円(税込・反物価格)

 

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