セレモニーとしての七五三。 愛する子どものための七五三。「美濃幸好みの七五三コーディネート」
24日(土)まで、
「七五三ご相談会」
31日(土)まで、
実店舗&オンラインショップ同時開催!
開催中です。
「七五三ご相談会」はその名の通り、
秋に向かえる七五三のよろずご相談会、
「小千谷縮&男性向けゆかたサマーセール」は、
夏の普段着「小千谷縮」と小粋な「男性向けゆかた」を対象とした
20%OFFになるサマーセールです!
七五三のコーディネートと、
小千谷縮&男性向けゆかたコーディネートの、
日替わりでのご紹介となるので、
フォーマルかと思いきや、翌日はカジュアルとなり、
180度振れ幅のあるご紹介となりますが、
どちらも「美濃幸好み」には変わりのないものばかり。
どうぞお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます♪
今日は「七五三ご相談会」のコーディネートをご紹介。
当店で七五三やお宮参りの誂え衣裳をご準備させていただく際、
お好みに合わせて色々なお色の反物や帯たちをご準備しますが、
お母様はもちろんの事、お嬢様方にも大変人気のある色目が「紫色」。
結構渋めの色の様に思いますし、
もちろん一番人気は赤色や白系のものになりますが、
今までも何着かご用意をさせていただいております。
今までのコラムでも書いてきましたが、
誂えの場合は一瞬の可愛らしさにフォーカスをするのではなく、
お生まれになった時から七五三を超えるあたりまで、
約10年近い長いスパンでお子様と寄り添いながら共に在る事にフォーカスをするので、
そうした長く着れる様なお色を選ぶ傾向があるという事と、
何よりも一番多いご意見は、
「紫色自体が品があり、七五三らしい衣裳に仕上がるから」
という事になります。
大人が合わせる様な青みがかった江戸紫というよりも、
お子様の肌色がワンランク明るく見える様な赤みがかった京紫が好み。
今日ご紹介する一品も、
そんな愛らしさと品格を共に感じさせてくれる一品です。
先述の通り京紫色の地色の上に、
大きく愛らしいシルエットで染め抜かれた吹き寄せ柄の一反。
実際に仕立て上げると、
飛び柄小紋というよりも総柄小紋の様な、
とても豪華な印象を受ける一着に仕上がります。
生地の地模様は控えめに。
その分、柄と染色の印象が強く、
全体の印象を創り上げてくれています。
桜を中心に、紅葉や梅といった、
格式ある四季折々の花たちを配し、
その染色は実に子どもらしさ溢れるものに。
鮮やかな黄色や水色が全体の印象を作り、
赤や桃色といった愛らしさを感じさせてくれる色を、
散りばめた一反に仕上がっています。
これをご覧いただけば、
決して紫色が地味なお色ではなく、
お子様の良さや愛らしさを引き立ててくれる色という事を、
よく感じていただける事と思います。
合わせる袋帯は、若草色のものを合わせてみました。
若草色の帯は、大人の帯色ではあまり見かけず、
反面、こうした女児向けの帯としては、
昔から愛されているお色になります。
色自体が持つ初々しさや、若葉の様な成長を感じる事と共に、
紫色との相性が良く、品格を引き立ててくれる帯色のひとつ。
織柄は定番の宝尽くし文様や雪輪模様を配し、
梅鉢や花蔓模様を織り上げた、格調高い仕上がりとなっています。
長着と帯の色目が合う事、
また帯に余分なお色を使っていないので、
メインとなる長着の染色が一層際立っています。
紫色と若草色の組み合わせ。
もしこれが地味と思われるのであれば、
帯〆やしごきのお色を少し華やかにされると、
一気に印象が変わります。
これはお手持ちの着物や帯でも同じ事ですので、
ご参考になれば幸いです。
セレモニーとしての七五三。
お子様の成長を祝う七五三。
どちらも大切にし、
その節目を祝う気持ちや親心を、
衣裳と共に表し、伝えていく事が出来れば、
きもの屋としてはもちろんのこと、
同じ子を持つ親として大切にしたい事です。
七五三まで3か月。
皆さまにとって素敵なひとときとなります様に。
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