和をたしなむ

2017.03.17更新 - イベント

小付けで着手を引き立て、TPOに寄り添った附下を。

 

 

明日、18日(土)から開催します、

春うらら~附下・色無地展~ 」と、

二年に一度の蔵出し市~帯〆帯揚の巻~ 」に向けて、

会場の準備がほぼ整いました!!

 

あとは明日、色無地を陳列して、帯や小物のコーディネートを微調整するだけ。

明後日からの初日に向けて、段々と楽しみな心がワクワク盛り上がってきます♪

 

 

期中はひとりでも多くの方に、楽しみにご覧頂けたらと何よりもうれしい事です。

 

今日のコラムでは、当日出品予定の附下と帯たちをご紹介。

 

柄全体は当日までのお楽しみですが、

きっとそれぞれの着物たちが持つ個性を、皆さまにも感じて頂ける事と思います。

 

まずは附下は前身頃の柄部分をピックアップ。

 

 

 

今回出品予定の附下たちは、この一年間でコツコツと仕入れをしてきた、

どれも「美濃幸らしい」色柄を持ったものばかりです。

 

 

附下と訪問着の違いを良く聞かれるのですが、

柄の重さ(多さ)や、渡っているかが分かれ目とされますが、

きもの美濃幸が皆さまにご提案したい附下は、

 

品の良い軽めの柄で、スーツの横でも馴染み、かつ着物らしさを持ったもの。

 

 

ご存じのとおり洋装化が進み、最近でこそ、着物を着たい方が増えて来ましたが、

それでも、卒業式などの会場に行けば、着物姿は数名、ほとんどはスーツが当たり前です。

 

そうした中では、自身が着物を着たいと思っていても、

周りと合わせるために、あえてスーツを選ぶ方も多いはず。

 

 

着物が好きな皆さまにとって残念なことにならず、

安心して、胸を張って、節目のときを迎えて頂ける様、

そんな想いを叶えてくれる、附下をご提案していきたいと考えています。

 

なので、コーディネートする帯たちも、

あまり金が表に出過ぎず、シルバーか白系のものをセレクトしました。

 

入卒式や茶席など、向かわれる席のTPOに添いつつも、

あまり出しゃばり過ぎない帯合わせ。

 

袋帯だけでなく、格のある九寸名古屋帯もご提案できればと思います。

 

帯に関してもよく、

 

セミフォーマルに名古屋帯って良いの??

 

という質問を受けますが、

九寸であり帯柄に格があれば、入卒式や茶席などに、結んで頂けると考えています。

 

 

正式な帯である「丸帯」を、軽く便利にしたものが「袋帯」であり、

その袋帯をさらに便利にしたものが「名古屋帯」であり、

決して格が下げるためだけに、袋帯や名古屋帯がある訳ではありません。

 

あくまでも、帯柄や色によって格が決まり、

それに準じて着物と合わせる事が、何より大切なこと。

 

着物と帯の組み合わせで格を合わせる、和装らしい楽しみ方をご提案出来ればと思います。



今日から期中を含めて、コーディネート紹介を出来る限りご紹介していきます。

 

限られた点数ではありますが、ブログをご覧の方から当日ご来店の皆様まで、

どなた様もご一緒に着物を真ん中に楽しいお話しが出来れば、

 

そんなお話をきっかけに、

 

私も着物を着てみよう!!

 

と思って頂ける方がお一人でも増えれば、何よりもうれしい事です♪

 

 

期中、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

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