和をたしなむ

2022.04.16更新 - 徒然なるままに

たとう紙に収める前の一大仕事。

 

仕立て屋さんから荷物が届くと、

まず行うのがこの仕事。

 

 

それは、検針機にかける事です。

 

 

仕立て屋さんでも検針機にかけて、

残り針がないことは確認済ですが、

すべては人が行う事。

 

間違いがあってはならない事に、

無駄な事はひとつもありません。

 

 

これはとても大切な事なので、

大事には大事を重ねて、

店でも検針をするようにしています。

 

 

と同時に、

すべてを広げて、寸法を確認し、

また糸くずや折皺がないか等も確認し、

それから、美濃幸のたとう紙に収めて、

皆さまにご納品をします。

 

 

私たちの仕事は、

お客さまごとに似合う最良の一反を見分る事は、

本当の仕事が始まりだと、よく聞かされています。

 

 

お仕立てをして、お納めをして、

お客さまが気持ちよく袖を通して頂けてこそ、

 

そのお仕事の完了であり、

その繰り返しを確かにする事にこそ、

一晩気を張って取り組まなければならない事。

 

 

どなた様にも何度もご愛顧頂ける様な、

素敵なきもの専門店になりたいと思います。

 

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