ボタンひとつにこだわって。「きもの美濃幸 縫いもの工房」
４月から新事業がスタートしました！
その名は、
「きもの美濃幸 縫いもの工房」
私の妻である若女将が、
得意の縫いもの仕事をお承りする、
オーダーメイド事業です。
詳しくは、
のInstagramをご覧ください
先日、
お母様が長くお召しになっていた結城紬を、
解いて、ジャケットに仕立て直したいとの、
ご相談をお承りしました。
きもの屋の本職が見ても、
なかなか良い結城紬ですが、
お母様もご高齢。
着物は着る機会がないけど、
大事な一着としてこれからも着たいので、
素敵な洋服に生まれ変わらせてあげたいと、
そのご意向を汲んでの嬉しいお仕事です。
前回は本仕立てをするにあたり、
見本品を制作しました。
いよいよ、本仕立て。
若女将も緊張しながら、
鋏を入れていましたが、
一度決めてしまえばあとは大丈夫！
見本品と一緒の寸法で、
仕立てを進めていました。
今回はジャケットを制作するという事で、
ボタンを付ける事になりました。
若女将も手持ちのボタンコレクションを、
色々と探っていた様ですが、
せっかくのオーダーメイド。
近所にあるボタン専門店、
「立松ボタン」さんに相談をし、
意中のものが見つかりました。
シックな雰囲気でありつつも、
決して控えすぎない、ボタンの良さ。
結城紬と相まり、
上質な雰囲気を創り上げてくれています。
丁寧に手縫いをして完成。
ご納品の際、
お客様からもお褒めの言葉を頂け、
ホッとしつつも嬉しいひとときでした。
大切に時を共にしてきた一枚の布が、
着物から洋服にかたちを変え、
また新たな時を刻み続ける事は、
布を専門に扱っている私たちにとって、
何よりも嬉しい事です。
その生まれ変わった一着も、
拘りのボタンと共に愛され、
楽しくお召しいただけたら幸いです。
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