和をたしなむ

2021.05.27更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「何かと重宝な博多織角帯と紋紗の黒羽織。」

 

先日、商店街振興組合の総会に出席しました。

 

 

さすがに木綿で行くのは失礼なので、

市松柄の単衣塩沢御召に、

藤色の淡色博多織角帯を合わせて、

羽織は紋紗の黒羽織に袖を通し、

この様なコーディネートで出席して参りました。

 

 

長襦袢は既に麻の絽半衿が付けてあり、

道中は快適に迎える様に。

 

会場ではノーネクタイの方も居られたので、

問題はないドレスコードです。

 

 

私はブラックフォーマルのスーツ以外、

フォーマルなスーツは一着も持っていないのと、

そもそも、きものが好きな事もあり、

(皆さまご存じの通りです♪)

 

いつもと違うメンバーがおられ、

いつもよりもフォーマル感が増す場では、

 

「何を着ていこうか?」

 

「どの帯を結んでいこうか?」

 

「羽織はどれにしようか?」

 

と、色々と思案をしてから向かうのですが、

今日も活躍してくれた、

「淡色の博多織角帯」と「紋紗の黒羽織」は、

本当に重宝に使っています。

 

 

「会議や会合は『きもの』で。」

 

というご相談をお客様からお受けしたら、

この2点は絶対にオススメをします!

(なかなかそんな相談はありませんが(笑))

 

 

この黒羽織は、

片袖に柄が入っているので、

お悔みの席には向きませんが、

柄のない無地の黒羽織であれば、

慶弔両用で大丈夫。

 

博多織角帯も同様で、

無地感覚の淡色のものがあれば、

大体の場をこなす事が出来ます。

 

 

今日の総会では、

顔見知りの方や諸先輩方は、

 

「美濃幸さん、いつもと変わらないね!」

 

と思って下さっている事と思いますが、

 

初対面の方がおられたとしても、

あまり浮過ぎず、かといって着物の良さは伝えられる様に、

そのいい塩梅を考え、着物を楽しみながら着るのが、

私なりのモットーであり、きもの振興活動のひとつ。

 

 

私の着物姿をご覧の方が少しずつ増え、

少しずつでも着物に関心のある方が増え、

私自身のコーディネート能力も、

それにつれて少しずつ向上していく事に繋がれば、

何よりも良い事だなと思います。

 

 

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