和をたしなむ

2022.06.06更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「柄合わせが楽しい、有松絞りの一着。」

 

先週末は、

三年ぶりに有松絞り祭りが開催されたとの事。

 

 

お祭りが行われる事、

それが当たり前だった日常を取り戻す事、

徐々にではありますが繋がっている事に、

得も言われぬ喜びがあります。

 

 

そうした事もあってか、

この週末はご来店のお客さまも多く、

店としてもありがたい限りの事です。

 

 

さて、

 

そんな有松絞り祭りを祝して(!?)、

私も店で有松絞りの浴衣を着て過ごしていました(笑)

 

 

私にとっては夏の定番の一着。

 

 

浴衣ですが、

白足袋を履き、長襦袢を着て、

夏着物然として楽しんでいます。

 

 

この一着との出会いも、これで5年目。

 

 

最初は鮮やかだった浅葱色も、

段々と色褪せていき、

さっぱりとした良い色になってきました。

 

 

本藍を使っている訳ではないので、

色が枯れるという表現は適切ではありませんが、

熟してきたという感じでしょうか。

 

 

とても着やすく、好きな色目になっています。

 

 

こうして着ていると、

仕立ての際の柄合わせの大切さを、

改めて実感をします。

 

 

衿、前身頃は、

合口のところも柄が合うように、

配慮して仕立て上げてあり、

こうしてあるだけで、

絞り柄の楽しみを一層味わえます。

 

 

反巾は約40センチ。

 

そこにある絞り柄を、

合口を合わせる事で一層大きく、大胆な柄に見せる事が出来る、

和裁とお仕立ての力。

 

 

絞りだからこそ、

より一層、仕立てにこだわる事の大切さを、

教えてもらったように感じています。

 

 

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