クリスマスと共に在る着物屋の店内。
季節の風物詩は時代と共に色々。
一昔前まではピンと来なかったハロウィンでさえ、
今や日本流にアレンジされ、立派な11月の風物詩となりました。
このあたりに、異文化を柔軟に取り入れて、
それを自文化にしてしまえる日本人の性質を感じ、
着物も時代と共に変化を受け入れ、新たなものに成れる時にこそ、
次世代があるのかなと思っています。
12月のきもの美濃幸の店内は、
クリスマスツリーの飾り付けも終わり、すっかりクリスマス色に。
「季節と共に在る着物。」
というのが、私が着物屋をしている根のひとつなので、
出来る限りそれを受け入れて、着物屋らしいクリスマスを、
ご来店の皆さま、HPをご覧の皆さまに感じて頂ければと思っています。
特に、クリスマスは「色」が特徴的なので、
クリスマスの街に歩く素敵な着物姿を想い、
帯や小物、店内の設えをコーディネートしていきます。
こちらはタペストリーを含めて、
象徴的なクリスマスカラーのイメージに。
後日詳細をお知らせしますが、
十字絣の長井紬に合わせて、麻の葉絞り九寸名古屋帯をコーデ。
帯〆は長着と同系色にして、帯の個性を前面に出しましたが、
これを緑色系にしてしまえば、一気にクリスマスカラーに変身します。
こうした色遊び、季節遊びは、
色柄を全面的に楽しむ和装らしい楽しみ方だと思います。
そして、壁面のタペストリーは、
個性的な作品を創作されている、山本由季さんのもの。
十年以上前、当店で山本由季さんの個展を開催させて頂いた際、
女将が一目惚れをして、見分けたものだそう。
とても大胆な構図ですが、細やかな色使いが印象的で、
とても良い季節のアクセントとして、活用をさせてもらっています。
季節を楽しみ、着物を楽しむ。
当店にお越し下さる方の多くは、それを実生活で実践されていて、
皆さまのお姿を拝見するにつけ、日々の参考にさせて頂いています。
そうした皆さまはもちろんのこと、そう在りたいと思われている皆さまにも、
お役に立てる着物屋で在ります様に。
師走の忙しい日々となりますが、
変わらぬ心と共に、皆さまのご来店をお待ちしております。
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