スタートアップから上級者まで楽しめる、無地紬の魅力。
3月の特集
「美濃幸好みの男きものスタートアップ!」
スタートアップという事で、
まずは「ここから着物を始める」にあたり、
気負いなく袖を通せる一着を、
ご紹介したいと思っておりますが、
以前にご紹介をしました、
「丹後木綿」の様な木綿着物に続き、
今回は、
「無地(系)紬」
をご紹介したいと思います。
木綿着物と違い、
絹糸で織り上げた無地紬。
袷にしようと思うと裏地も付ける事となり、
初期コストもいささか上がりますが、
着物を好きになり、着こなしていく中では、
絶対に一着あっても良い素材のひとつ。
シンプルに着こなして頂けるものを、
ご紹介したいと思います。
まずはこちら。
濃い目のネイビーブルーに
織り上がった無地紬。
京都の老舗問屋「千切屋」さんが、
長年独自に手掛けておられる、
「縹紬」の一反です。
織機の一反ですが質感が良く、
スタートアップの一着から、
上級者のワードローブまで、
幅広い皆さまに、永くお使い頂ける、
おすすめの無地紬です。
ネイビーブルー(紺色)は、
男着物の定番色。
「定番はちょっと、、、」
と思われるかもしれませんが、
この一反は一色濃い目に織り上げてある事と、
細かな細縞が織り込まれており、
それが良い表情になっています。
続いてはこちら。
こちらも男着物の定番色「こげ茶」。
その色を細かな格子柄に織り上げた、
無地感覚の紬です。
織物の産地「山形県米沢」で製織されたもので、
少し薄めの生地感は軽やか。
着こなしも軽く、お召し頂けるかと思います。
無地紬は、
先に書いたようなメリットと共に、
私自身、ご提案する際に気を付けている事は、
「永く愛用して頂けるクオリティを。」
という事を心掛けています。
スタートアップだからといって、
あまりコスト偏重で選んでしまうと、
その後、着物を深く知り、着こなしが進むと、
使えない一着となる可能性があります。
すべて、その様にならないようにするには、
好みも変わり、難しい面もありますが、
きもの専門店として、10年、20年経ったあとも、
「最初の一着は、今でも着やすい。」
と言って頂けるご提案を、
目指しています。
今日ご紹介しました二反も、
そうしたものに相応しいものです。
永く、着物と親しむ一着を、
お楽しみ下さいませ。
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