和をたしなむ

2018.01.20更新 - 徒然なるままに

一年の励みにする、一枚の型絵。

 

毎月、毎日、店に掛ける一品を掛け替える様に、

サロンスペースに掛けてある絵も季節ごとに掛け替えています。

 

ご存じの方も増えてきましたが、この掛け替える仕事は父の仕事。

絵が大好きな父の、大切な仕事のひとつです。

 

 

月初めの頃になると、その父が倉庫に入り、

彼の頭の中にある「これっ!」という絵を出しては、

サロンスペースの皆さまからご覧頂きやすい位置に掛けてくれます。

 

これを楽しみにご来店下さる方もいて、

先日も早速目に留まったらしく、お客様と色々な話に華が咲きました。

 

 

そんな今月はこちらの一枚。

 

昨年、大変お世話になっている問屋さんに頂いた布を、

木製の額に入れてみました。

 

 

美しい色彩と個性を放つ配色で染められた、色紙大の型絵染の布。

国画会会員 添田敏子さんの作品です。

 

昨年その問屋さんが、添田さんの作品展を開催しており、

その時に頂いた一枚で、

その時は我ながら恥ずかしい話ですが、

添田さんの物とは思いもよらず、

問屋の社長に「これ下さい♪」と軽い気持ちでお願いし、

分けて頂いたもの。

 

手に取った後、よくよく考えてみれば、そして社長の顔を思い浮かべれば、

易々とあげる様なものではないので、後が恐ろしいと思いながらも、

折角頂いたものなので、合いそうな額を父に探してもらい年初めから掛ける様にしました。

 

 

添田さんの作品は、型絵の素朴さと共に、色使いや型の配し方が素晴らしく、

小さくとも大きな存在感を放っています。

 

いずれは、帯などもきちんと仕入れが出来ることや、

また、店内の設えとして暖簾やタペストリーも掛けてみたいと、

妄想がどんどんと膨らみますが、

それに相応しい店になる事が、私にとって何よりも大切なこと。

 

仕事の合間にふと目を遣り、添田さんの世界に浸りながら、

今年一年の励みにしたいと思います。

 

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