和をたしなむ

2021.09.12更新 - 徒然なるままに

下駄はサンダル。

 

我が家では、商売柄もあって、

子どもたちにとって下駄が、サンダルかわりになっています。

 

「子どもの下駄って、履きづらそうで、転びやすいのでは。」

 

とネガティブな印象もありますが、

 

ところがどっこい、

履いている様子を見ていると、

子どもの運動能力をよくよく感じています。

 

 

息子は、下駄歴5年以上。

 

 

3歳頃から履き始め、

親も初めての事で、最初は転ばないか不安でしたが、

今まで一度も大きく転ぶことなく、

元気に、またなかなか良い音色で下駄を鳴らしています。

 

 

今履いている下駄は、

倉庫に眠っていた古い一足。

 

恐らく祖母が何十年も前に自分用に購入し、

そのまま使わずになっていたもので、

倉庫から発掘されたので息子に渡したら、

「これは良い!」とばかりに喜んで履いています。

 

どのみち、サンダルかわりに履き、

ボロボロにすることは分かっているので、

何十年の時を経て、十二分に役目を果たしてくれています。

 

 

兄の様子をつぶさに見ている娘も、

昨年あたりから下駄を履き始めました。

 

 

娘が履いている下駄は、兄のお下がり(笑)

 

鼻緒が薄汚れ、台もボロボロですが、

彼女はこれが良いみたい♪(兄が大好き&親思いの娘)

 

きっと息子が何年も履き続け、鼻緒もこなれていて、

鼻緒ずれもなく、履きやすいのだと思います。

 

 

普段は何かとよく転ぶ娘ですが、

下駄で転んだことは一度もありません。

 

自分なりに注意をしているのでしょうか、

何よりのことです。

 

 

サンダルや最近の普段履きのものと違い、

鼻緒があり、また踵に支えのない下駄は、

親指を上手に使わないとすぐに脱げるので、

足指の使い方が上手になり、

結果、歩いたり走ったりすることが上手になるのではと、

素人ながら思っています。

 

そして何より、

素足が気持ちよいらしく、

子どもたちにとって快適なのが一番。

 

 

平日の午後、また土曜日は一日中、

子どもたちの下駄の音が鳴り響く店内。

 

 

これからも変わらず元気に、そして怪我無く、

楽しい一日を過ごして欲しいものです。

 

 

皆さまも良き週末をお過ごしくださいませ。

 

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