2020.03.24更新 -
八寸・九寸(名古屋帯)
八寸の軽さを活かし、柄の品格を引き立てる。
前回の博多織に引き続き、今日も「八寸」をご紹介します。
気軽に応用が効きやすい八寸の特徴と共に、
織り帯らしい品格も兼ね備えている、
西陣織の一本のご紹介です。
八寸(京袋帯) 織成 段違いに名物裂
白経の帯の中に、パッチワークの様に配された色は、
どれも明るく、春らしい色合いのもの。
どこかモダンさを感じさせてくれる、
織上がりの一本になっています。
手織りで丁寧に織り上げた一本。
綴織と同じ組織で織り上げた一本ですが、
織上がりの風合いがとても良く、程よく薄くてしなやかな織上がりです。
通し柄で織り上げてあり、
その柄一つ一つは、古典柄や、名物裂から取ったもの。
七宝・唐草・梅鉢・市松・宝尽くしと、
どれも縁起も良く、品格のある柄を選び、
それを帯の中に織り込んであります。
通常、八寸といえば普段着やお稽古の範疇で結ぶ事が多く、
そこに使う柄たちはどれも縞や格子など、軽めが多いのですが、
この帯の様な織上がりであり、使われている柄の品も感がると、
垂物やセミフォーマルな長着と合わせても品良くまとまると思います。
八寸の良いところである気軽さや軽さを活かしつつ、
織上がりや使われる柄から来る品格の良さを取り入れた、
一層、便利で重宝な一本。
きものが好き&お稽古をされている方の、
お役に立てる一本になれば何よりと思います。
《掲載商品詳細》
八寸(京袋帯) 織成 段違いに名物裂(絹100%) 156,000円(税別・反物価格)
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