和をたしなむ

2018.12.28更新 - 徒然なるままに

八掛選びの難しさと楽しさ。

 

年の瀬も迫る頃、

有難いことにご来店のお客様に恵まれて、

八掛選びのお仕事を頂く事に。

 

 

微妙な色の違いで、印象が大きく変わる八掛の色選びは、

朝の太陽光の下で見るのが一番正確に選ぶ事が出来るので、

いつも午前中の仕事にしています。

 

 

きもの美濃幸で御誂えをして頂くと、

八掛は「別注で染めるもの」と、「見本帳から選ぶもの」があります。

 

今回選ばせて頂いたものは、見本帳から選んだもの。

 

 

別注で染めて選ぶと、

見本帳にはないお求めそのものをご用意する事が出来たり、

生地質を選ぶ事が出来るというメリットはありますが、

染め上げてもらうのには最低10日間くらいは時間が掛かり、

色見本で選んだものと若干の違いが出てしまうというデメリットもあります。

 

反面、見本帳から選ぶと、

その中からでしか選ぶ事は出来ないデメリットがありますが、

数日もすれば八掛が届き、また何色かの現品を手配しておき、

実際に反物に当ててみてから最良の一点を選ぶ事が出来るメリットもあります。

 

 

今回は、見本帳から2点手配をし、

そのお客様のご要望や着物をお召しになるスタイルに合わせ、

女将とあれこれと相談しながら、最良のものを選びました。

 

 

検反・湯のしをして仕立て屋さんにまわして、

仕立て上がりは2019年。

 

お客様と同様、その時が楽しみで仕方ありません♪

 

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