夏きものを軽やかに、そして品のある涼感と共に。「絹紅梅・竺仙・唐花つくし」
2022年の新作夏きものを、
ご紹介して参ります!
蝉の羽にも例えらえるほど、
薄く透明感溢れる生地感を持つ「絹紅梅」。
絹糸を中心に細番手の綿糸と共に織り上げた生地は、
まとっていないかの様な軽さと、
夏衣ならではの質感を持った生地で、
この絹紅梅に憧れて夏衣を着始めたという方も、
相当な人数おられるのではと思います。
この一反は、美濃幸オリジナルの一反。
既成の型紙を使用し、
絹紅梅生地に、指定の色で、
染め上げて頂きました。
染をお願いしたところは、
タイトルにもあり、皆さまもご存知の、
江戸染の名店「竺仙」さん。
創業280年近くになる老舗名店であり、
竺仙さんが手掛ける浴衣は、この絹紅梅と同様、
「竺仙の浴衣に憧れて」
という方も、
相当な人数居られるはずの、
多くの方に認められた、名店中の名店です。
この型紙に出逢ったのは、昨冬。
竺仙さんに持ってきて下さった、
江戸小紋の一反を見て、
その型の素晴らしさや美しさに惚れ込み、
今夏用の一反として、
絹紅梅に染めて頂く事をお願いしました。
図案は「唐花つくし」。
とても微細で、繊細さを感じる柄付けは素晴らしく、
この細かで繊細な美しさを持った型は、
絹紅梅の様な繊細な生地に合わせたら、
きっと素敵な一反に染め上がると確信をしました。
実際の染め上がりはご覧の通り。
きっと私が撮った写真でも、
その美しさは伝わると思います。
染色は、竺仙さんの定番色の濃紺。
当たり前の色の様ですが、
竺仙さんが染めるこの色は他とは違う、
江戸好みの潔さを感じます。
絹紅梅に染め上げたからこそ活きるこの色を、
夏の涼感を感じながらお召し頂けたらと思います。
絹紅梅は、下に長襦袢を着て、
夏きものとしてお召し頂く一着。
帯も半巾帯よりも、
八寸帯がおすすめです。
その美濃幸好みのコーディネートは、
また後日のコラムにて。
来たる季節を楽しみに、
素敵な一着と共に在るかけがえのない時間を、
どうぞお楽しみ下さいませ。
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