夏の涼感を色柄と素材感から楽しむ。「美濃幸オリジナル 竺仙 絹紅梅『変わり花格子』」
例年よりも何週間も早い「梅雨入り」。
早速、昨日の名古屋市内は、
それらしい雨が滴る一日でした。
入りが早いという事は、明けも早い?
それを期待しつつ、
夏衣本番に相応しい一反を、
今日はご紹介したいと思います。
竺仙 絹紅梅「変わり花格子」
江戸染の名店「竺仙」。
「いつかは竺仙」
というお声を、私もよく耳にするほど、
竺仙さんの染物、特に浴衣など夏衣は、
着物ファンから絶大な人気を得ています。
こちらの一反は、
その竺仙さんのなかでも人気が高い、
「絹紅梅」の一反。
絹紅梅とは、
絹85%・綿15%で織り上げた生地に、
型染がされているもので、
綿100%の浴衣生地や綿紅梅と違い、
サラッとした肌触りが特徴です。
当店の女将曰く、
「夏は絹紅梅に限る!」
とのこと♪
蝉の羽の様に軽くて涼しげ、
日頃のお手入れは、
干して霧吹きをするだけで充分なので、
気兼ねなく袖を通せるそうです。
こちらの一反は、
その竺仙さんの絹紅梅の型紙から、
美濃幸オリジナルで染めて頂いた一反。
今年3月に行われた、
竺仙さんの2021年新作発表会の際に、
会場に掛けてあった、この型紙の見本に惚れ、
その見本とは真逆の色で染めて頂きました。
その見本の一反は、
たしかどこかの雑誌掲載をされる予定だそう。
でも、きっと多くの方は、
これと見比べても全然気が付かないほど、
性格が違う一反に染め上がったと、
私自身は楽しく思っています。
細やかなで、均一性のある花柄を、
同じく規則正しい格子柄にまとめ、
細かな花柄の良さと、
それが連続して成る総柄の良さを、
共にお楽しみ頂ける染め上がり。
「遠目は無地。近くは小紋柄。」
とは、こうした柄付けの事で、
そうした柄に生まれる遠近感や、
見え方の違いが面白く、
文様を身に纏う和装らしい楽しみを、
感じて頂けたらと思います。
合わせる帯は自由自在。
完全なフォーマルには不向きですが、
帯次第では、フォーマル傾向にもカジュアル傾向にも、
幅広いTPOでお召し頂ける、
最良の夏衣の一着になると思います。
美濃幸好みのコーディネートは、また後日にて。
来たる季節が素敵な季節をなります様に。
《掲載商品詳細》
竺仙 絹紅梅「変わり花格子」 115,500円(税込・反物価格)
《ご購入はこちらから》
- 2025.01.09 1月13日(月)~31日(金) きものクリーニングキャンペーン 開催します。
- 2025.01.06 2025年1月の定休日・和のコト教室(着付・茶道)開催日のご案内。
- 2024.12.19 2024~25年 年末年始休業日のお知らせ。