和をたしなむ

2017.07.12更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

夏帯に一色を挿す、夏色の楽しみ方。

 

 

夏帯の魅力は、「生地の透け感」にあります。

 

 

夏らしい軽やかな生地に色柄を挿し、

仕立てる際は帯芯の色も含めて、出来上がりを考えていく。

 

 

夏衣の魅力、夏の楽しみを、存分に味わって頂けるよう、

着物屋として、精一杯尽くしたいと思います。

 

 

涼感を求めていくと、自然と生地の色は淡色になりがち。

 

それは長着も帯も同じこと。

 

 

夏の季節は意識をしないと、

メリハリのある着姿になりにくく、

そのことがお召しになる皆さまのお悩みでもあります。

 

 

この帯と長着の組み合わせも、そんな事を頭に入れながら、

帯〆で一色、きもの美濃幸らしい夏色を挿してみました。

 

 

経緯の絽の生地に「鷺草」が描かれた夏小紋に、

浮織りの生地感が涼感あふれ、そこにトンボなどが型染めで染め抜かれた、

夏の九寸名古屋帯の組み合わせ。

 

帯は京都の染めの名店「染の川勝」さまの一品です。

 

この夏帯は織りの表情があり、それだけでも面白さがあるのですが、

染の名店という事もあり、夏らしい遊び心あふれる仕上がりです。

 

 

トンボの小柄が染められ、またあるところは、水色とレモン色のドット柄。

 

夏はどこかに「遊び心」が込められていると、

季節感と相まり、着物を着る楽しさが増す様に思います。

 

長着と帯の相性はいいのですが、

このままだと、同じ淡色になってしまうので、

 

着姿のメリハリというか、

着姿の「」の部分が失せてしまいます。

 

そこで、帯〆を使い、一色色を挿すことに。

 

 

 

京組紐の名店「渡敬」さまの夏帯〆。

 

品の良いアクセントが、帯周りに生まれてきます。

 

夏衣も袷の頃と同じように、

長着と帯でメリハリを付けても素敵ですし、

この様に小物を活用し、季節感や自分らしさを表現しても、

着物を着る楽しみへと繋がっていきます。

 

皆さまも自分らしい一品と共に、

素敵な夏の季節をお過ごしくださいませ。

 

「掲載商品詳細」

 

染の川勝 夏九寸名古屋帯「浮織にとんぼ」 絹100% 160,000円(税別・反物価格)

組紐の渡敬 夏帯〆 絹100% 14,000円(税別)

 

 

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