2021.01.23更新 -
附下
小付けな柄にこそ活きる、手仕事の品格。「染の川勝 附下 『吹き寄せ』」
和装の本当の豪華さは柄の大小はあまり関係なく、
そこに施された仕事ひとつずつに込めた、
細やかさにあると思っています。
今日ご紹介する一品は、
そんな手仕事の良さを感じる小付の附下です。
染の川勝 附下 「吹き寄せ」
こっくりとした深みのある、
濃紫色に染め上げた地色の上に、
ちらちらと散りばめられた吹き寄せ柄。
京友禅の名店、染の川勝さんの一品です。
先に書いた通り、
かなり細やかな仕事が施されており、
ぐ~~っとアップにしないと、柄が分からないくらい。
ただし、そのひとつひとつには、
職人の手仕事の良さが込められています。
上の写真は、前身頃の柄ですが、
吹き寄せ柄らしく、愛らしい雰囲気に。
その中、一番良い高さの梅には、
ひと際丁寧な、金駒刺繍が施されています。
彩色も、本当に丁寧。
花のひとつひとつ、
枝葉のひとつひとつ、
どこも怠ることなく、丁寧な挿し色が染められており、
こうしたひとつひとつの仕事の良さが、
着物全体の品格を創り上げています。
私のカメラについているレンズでは、
これまでが精一杯のアップ。
ぜひ、それぞれの写真をアップにして、
ご覧頂けたらと思います。
何気なく、袖を通すことが出来、
かといって、着物らしい品格はいつも以上に。
そんな、一歩控えつつも、
着物に袖を通す上質感や特別感を、
皆さまのお好みの一着と共にお楽しみ頂けたらと思います。
《掲載商品詳細》
染の川勝 附下「吹き寄せ」 330,000円(税込・反物価格)
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