小物は大物。 新色本革草履&横長利休バッグ 新入荷しました♪
着物の用語(謳い文句?)に、「小物は大物」という言葉があります。
いざ着物を着るとなると、「大物(長着や帯など)」に目が行きがちだが、
本当に大切なのは、「小物(帯〆・帯揚・草履など)」ですよ、という意味。
若干、売り手側の売り文句感も否めませんが、これは確かに間違いのない言葉で、
小物の色をどう効かせるかによって、着物の着姿全体の印象を大きく左右します。
昔は着物屋同様、小物を専門に扱う「小物屋さん」や、
草履などを専門に扱う「履物屋さん」などが、名古屋にも何軒かあり、
「着物屋は○○屋」「小物は△△屋」「履物は□□屋」と、
お召しになるお客様の馴染みの店で、自分の感性に任せてお買い物をされていたそう。
その時代のことを思えば、選択肢がかなり少なくなってしまった着物業界。
とはいえ、当店でも、ご来店の皆さまに少しでも便利に使って頂ける様に、
そして何より、当店がセレクトした着物や帯たちに合う小物をご提案するために、
ひとつずつ小物も仕入れをし、店に置くようにしています。
今日ご紹介する、草履とバッグもそんな一品。
京都の小物屋さん「和想庵」さま作の本革草履と、横長利休バッグのコーディネートです。
濃茶色の台の上に鬱金色の鼻緒が挿げられた本革草履と、
無地のちりめん生地に、組紐の取手が付けられた利休バッグ。
小紋や紬をお召しになったカジュアル感のあるお出掛けの際に、
それぞれの個性に合わせてお使い頂けたらと思います
草履は、誂えのものではなく挿げ上げのものを仕入れしてきたのですが、
数ある挿げ上げの中で、「これだっ!」と思えたものがこの一足。
色のバランスがとてもよく出来た、挿げあがりだと思います。
着物屋にとって、直感力って大切♪
反面、利休バッグの方は、じっくり選品した中での一品。
横長で仕立てられた雰囲気からはモダンさを感じ、正絹のちりめん生地と組紐の組み合わせが、
カジュアルな雰囲気の利休バッグながらも、きちんと感を高めてくれています。
直感と熟考。
私は直感的な部分が大好きで、
後々冷静になって考えてみると・・・(汗)な事は結構あるのですが、
ご来店の皆さまから仰って頂く、「きもの美濃幸らしさ」は、
感性の部分にこそあるので、
冷静な判断をしつつも、「これはっ!」と思える一品との出会いを求め、
日々問屋さんを歩いて行こうと思います。
と、話が横道に逸れましたが、
どちらも「きもの美濃幸らしい」雰囲気を持った素敵な仕上がりの小物たちです。
お気に入りの履物やバッグがあるだけで、お出掛け前日がワクワクと楽しみになり、
当日も一層楽しく思えるのは、和洋問わず同じこと。
皆さまもそんな一品たちと共に、着物と過ごす春の素敵な時間をお楽しみ下さいませ♪
「掲載商品詳細」
本革草履 28,000円(税込)
利休バッグ 30,000円(税込)
- 2024.12.01 2024年12月の定休日・和のコト教室(着付・茶道)開催日のご案内。
- 2024.11.28 12月1日(日)~15日(日) 最大30%OFF! 歳末セールを開催します!!
- 2024.11.01 2024年11月の定休日・和のコト教室(着付・茶道)開催日のご案内。※11月18日更新