和をたしなむ

2021.04.24更新 - 徒然なるままに

手仕事の良さが活かされた、有松・鳴海絞りを。

 

今夏、手仕事の良さが活かされた、

有松・鳴海絞りが手に入りました。

 

 

地元名古屋と愛知県を代表する、

伝統工芸品である「有松・鳴海絞り」。

 

 

私たちの様な小さくて、地元密着の専門店としては、

地元で頑張っている産地や作家さんを、

出来る限り応援したいと思っており、

今までも、そうした一品を探していたのですが、

実際、市場に出回っている「有松・鳴海絞り」のその多くは、

海外生産のものがほとんど。

 

一番大変で、一番重要な工程である、

柄を絞って作る「括り」の工程は、

ベトナムやカンボジアなど東南アジア諸国で、

されているものがほとんどで、

そうして海外で括った白生地を輸入して、

地元で染めているのが大半の現実です。

 

 

別に、それが悪いという訳ではなく、

工賃が安い海外でする事によって、

お客さまのお手元に少しでもお値打ちに、

そして絞りの良さを感じて頂ける、

きっかけとなれば良いだけの事ですが、

 

先にも書いた様に、

私たちの様な小さな専門店としては、

あえてそうした一品を扱う意味もなく、

今まで、問屋さんに勧められても、

当店の棚に置く事はないなと思っていました。

 

 

そうしたなか、

今回、手に入った一品たちは、

括りも染も解きも、地元でされたものだけ。

 

 

こちらの一品は、

生地も知多木綿を使っているので、

染料以外、ほぼ地元の物と言っても、

過言ではありません。

 

 

藍色に染め上げた一反は、

どれも、手仕事の良さが活かされた、

とても良い仕上がりの一反ばかり。

 

多彩な、パッと見の華やかさはありませんが、

見れば見るほどに愛おしくなる様な、

手のぬくもりを感じる一反です。

 

 

コロナ禍のなかで、ものが売れなくなり、

それに伴って、産地も疲弊をしている現実。

 

ただでさえ、死に体に近かった、

手仕事の伝統産業を持つ産地は窮状にさらされています。

 

 

少しずつ、自分たちの出来る限りですが、

こうした上質な一反を店に置く事によって、

それを知るお客さまが増えていき、

気軽に手に取って頂く事が叶えば、

きもの屋として何よりも嬉しいこと。

 

 

また、コラムでもご紹介をしますが、

ご来店の際は楽しみに手に取り、

手仕事の良さを感じてみて下さい♪

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