日本の夏は美しい。~竺仙 綿絽浴衣「金魚」 × 西村織物 紗半巾帯「市松」~
今週の正面ディスプレイはこちら。
江戸染の名店にして、浴衣を求める多くの方の憧れでもある「竺仙」さんの綿絽浴衣と、
博多織の名店「西村織物」さんの紗半巾帯のコーディネートです。
どちらも名店中の名店にして、お互い同じ方向性のものつくりをされており、
どんな合わせ方をしようともバッチリ、定番にして黄金律の組み合わせです。
浴衣地は、綿絽の生地に、大胆な金魚柄が染め抜かれたもの。
この型紙は竺仙さんの定番のもので、何年か前に藍地に白抜きの同柄があり、
そちらは着物が大好きなご婦人にご購入頂けたことを、今でも覚えています。
「金魚」という浴衣には定番の柄ですが、
ここまで大胆な構図を持ち、それを違和感なく染め抜ける仕事は、
「流石の竺仙!」という仕上がり。
粋すぎず、品良くまとめる事が出来る所に、
老舗の老舗たる所以を感じます。
合わせた帯、「西村織物」さんの紗半巾帯は、
市松柄の濃淡で織り上げたもの。
西村織物さんの紗織は、透け感からくる夏の涼感と共に、
品の良さが身上の織り上がり。
そうした共通する個性がある事も、
竺仙さんと西村織物さんの相性が良い理由だと思います。
そして、合わせてみて感じる事は、
単品では感じなかった、というより相乗効果で感じる、
「日本の夏の美しさ」を感じさせてくれること。
金魚の柄から感じる美しさ。
色の取り合わせからくる美しさ。
絽や紗といった素材感からくる美しさ。
どれも日本的なものをであり、そこから美意識を感じるという事、
そしてそれに共感して下さるお客様が居られる事が、何よりの嬉しさに繋がります。
昨今の暑い夏にこそ、和装らしい品の良さと美しさを身に纏い、
着物と共にそのひとときをお楽しみ頂けたらと思います。
《 掲載商品詳細 》
竺仙鑑製 綿絽浴衣「金魚」 44,400円(税別・反物価格)
西村織物 紗半巾帯「市松」 28,000円(税別・反物価格)
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