木綿らしい優しい素材感と色柄を。「伊勢木綿 チェック柄・オレンジ×レモンイエロー」
今月の特集、
「普段着きものに向く、美濃幸好みの木綿着物」
今日は、
木綿着物の定番中の定番、
「伊勢木綿」
をご紹介します。
伊勢木綿 チェック柄・オレンジ×レモンイエロー
生成りの地色の上に、
ストライプを基調としたチェック柄が、
織り込まれた一反です。
経縞のオレンジ色と、
その間にあるレモンイエローを基本とした、
多彩な太縞があり、
それと交差した色糸が、
緯糸として織り込まれています。
遠目にはストライプですが、
実際にはチェック柄。
また、色糸も多数使ってあるので、
帯合わせや小物合わせが楽しく、
自分らしいコーディネートをお楽しみ頂けます。
伊勢木綿は、
三重県津市で製織されている木綿織物。
私も何年か前に、
工房見学をさせて頂きましたが、
100年以上前に豊田織機が現役で、
そのゆったりとした杼の動きの中で、
この伊勢木綿は生まれています。
その時のブログ→風合い暖かな薄い織布 伊勢木綿の現場
工房見学からおよそ10年。
私自身も何着も何着も、
伊勢木綿を着こなしてきましたが、
伊勢木綿のメリットは、
「程よい生地厚と、日常づかいに耐えうる生地感」
にあります。
生地厚は片貝木綿よりも厚めで、
その分、気候的に着る時期は冬よりになりますが、
その分、何度洗濯しても、
生地感が変わりにくいという特性もあり、
お気に入りのデニムの様な感覚で着こなす事が出来、
気兼ねなく何度も袖を通しては自宅で洗い、
そのなかで感じる、しっかりとした生地感や、
木綿らしい経年変化をお楽しみ頂けます。
その生地感を楽しめるのは、
私が毎日のように着ている場合で、
2~3シーズンくらいが着納め時期。
週2~3日(多くて4~5日)、それも終日着ていますので、
ほとんどの着物ユーザーの皆さまにとっては、
かなり長い年月を共に出来る、最良の一着になる事でしょう。
そして、伊勢木綿は、
少し大きめに作る事がおすすめ。
おはしょりのない男性は特にそうで、
着丈で5分ほど大きめにしておくと、
縮んだとしても着やすくなります。
先に書いた通り、
何度も着ては洗う事を考えると、
織元さんで水洗いと砧作業はしてありますが、
実際に自宅で洗う事で縮む事も想定して誂えると、
より快適に着れる一着になります。
そんな、普段着着物に寄り添った伊勢木綿。
木綿の風合いや、
きものの楽しさを感じさせてくれる一着に、
きっとなる事と思います。
ぜひ皆さまも、お試しくださいませ。
《掲載商品詳細》
伊勢木綿「チェック柄・オレンジ×レモンイエロー」 27,500円(税込・反物価格)
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