和をたしなむ

2021.12.29更新 - 袋帯

格調高き文様と織の魅力を感じる一本。「美濃幸好みの振袖 本袋帯「川島織物・遺宝円文」」

 

先週に引き続き、

美濃幸好みの振袖を、

ご紹介したいと思いますが、

昨日で本年の営業を終了しました当店。

 

 

休日にご覧頂くのに楽しい、

いつもと少し趣を変えた一品を、

皆さまにご紹介したいと思います。

 

 

本袋帯 「川島織物 遺宝円文」

 

 

創業200年を間近に迎えようとしている、

西陣織の老舗名店「川島織物」さんが手掛けた、

本袋帯の一本です。

 

 

帯の左下に織り込まれている、

「軍配」と「3本線のかいきり線」は、

老舗の証。

写真でも伝わると思いますが、

上品な金箔の輝きと色遣いが、

格調の高さを演出してくれています。

 

 

同じように見える金でも、

何種類もの金糸を使い帯を織り上げているので、

独特の深みのある帯に織り上がっています。

 

 

そしてこの一本は織り方の特徴として、

 

「本袋帯」

 

として織り上げられています。

 

 

本袋帯とは、

その名の通り「本当の袋帯」の事。

 

 

袋帯は元来、

「袋状に織り上げられた帯」の事で、

表地も裏地も一緒に、左右の縫い目なく、

袋の様に織り上げられたものでした。

 

 

この帯も良く見てみると、

 

表地と裏地の境目、

左右の耳の部分に縫い目がない事が、

ご覧頂けるかと思います。

 

 

現在の多くの帯は、

表地と裏地を別々に織り、

それを縫い合わせるのですが、

 

この帯の場合、

その縫い目がないため、

結び続けていても表地と裏地がずれる事が少なく、

その縫い目が解けてしまう事もありません。

 

 

帯としての技巧の難しさだけでなく、

使い勝手も良い本袋帯。

 

 

その金糸を使い織り上げられている文様は、

「遺宝円文」と言われる、

正倉院文様に由来を持つ伝統深い文様。

 

 

樹下で向かい合う鳳凰の柄と、

 

同じく、樹下で向かい合う、

獅子の柄が織り込まれています。

 

 

「花菱文」で囲まれた円文の中で

向かい合う鳳凰と獅子の文様は、

「家庭円満」・「一家繁栄」を表し、

それを願う想いが込められた文様になります。

 

 

和装らしく、日本らしい、

着る事で言葉に表さない想いを表現する事が、

きものを着る楽しさであり、醍醐味。

 

 

多くの女性が、きものを初めて知り、

袖を通す機会となる、「成人式の振袖」。

 

そういったお嬢様だからこそ、

きものの醍醐味を知って頂けるきっかけとなり、

皆さまお一人ごとに相応しい一着と共に、

素晴らしいひとときをお過ごし頂けたらと思います。

 

 

《掲載商品詳細》

 

本袋帯「川島織物・遺宝円文」 385,000円(税込・反物価格)

 

 

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本袋帯「川島織物・遺宝円文」

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