和をたしなむ

2021.12.18更新 - 男のきもの

江戸小紋を男きものを好みに合せて楽しむ一反を。

 

昨日今日とご紹介をしてきました、

美濃幸好みの「誂え品」 。

 

最後は、

昨日と同じく男性向けの一反をご紹介します。

 

《昨日までのコラムはこちら》

 

・私だけの一色を染め上げる。(八掛選び)

・夏帯の別注

 

(番外編)

・男着物の八掛選び。

 

 

先月に開催をしました、

「2年に一度の蔵出し市」でも、

ご新規様、お得意様問わず、

男性の皆さまにご来店頂き、ご購入いただいた分、

また新たな一反を別注することが叶いました。

 

 

それが「江戸小紋」。

 

 

実は今まで、

年に必ず何回かは、

 

「男物に出来る江戸小紋はありませんか?」

 

というお問い合わせは頂いており、

今までは問屋さんからお借りしたものを中心に、

お客様にご提案をしてきました。

 

ただそれでは、

自称であれども「男着物専門店」と名乗り、

それを目当てとしてお越し下さるお客様も、

少なからずいて下さる店としては面白味も芸もないので、

せっかくなら美濃幸好みのをと思い立ち、

江戸染の名店「竺仙」さんにお願いをして、

別注をお願いしました。

 

 

過日、竺仙さんが名古屋にお越しの際に、

何十反かある男物に向く反物を拝見し、

その中から3反ほど最有力候補をピックアップ。

 

 

そこから、

 

店内の照明では色の見え方が違うので、

一反ずつ外に持ち出し、

自然光を色々な方向から当ててみて外での見え方も考え、

 

そこからそこから、

 

染をする生地選びとその相性も相談しながら、

美濃幸好みの一反を別染に掛けました。

 

 

確かな技術と、江戸好みにのすっきりとしたセンスを持つ、

竺仙さんらしい染め上がりが今から楽しみ。

 

 

きっと美濃幸好みの一反が、

年内に染め上がるはずなので、

2022年の初荷として、

皆さまにお披露目出来たらと思います。

 

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