涼感溢れる動きを感じる、手仕事の一反を。「浴衣「有松鳴海絞り・斜ヨロケ縫い絞り(広巾)」」
2022年の新作夏きものを、
ご紹介して参ります。
《2022年の新作夏きものはこちら》
今日は「有松絞」をご紹介します!
地元名古屋の伝統的工芸品である、
「有松絞(有松鳴海絞)」。
名古屋市緑区近辺、
東海道筋の宿場町「有松」に興った、
江戸時代から続く産地のひとつですが、
ものつくりの輸出化や低価格化の中で、
その技法や技術の衰退が危ぶまれている、
産地のひとつでもあります。
地元名古屋で80年以上、
着物の商い一筋にさせて頂いている当店として、
出来る限りではありますが、
地元の産地を応援しようと思い、
何年か前から心留まる有松絞を見つけては、
店に置くようにしています。
今日ご紹介する一反も、
そんな、私の心に留まった、
美濃幸好みの有松絞。
ぜひ、楽しみにご覧頂けたらと思います。
先週、女性向きの一反をご紹介しました。
詳しくはこちら
続いては、男性向けの一反。
シンプルな絞りの良さを、
お楽しみ頂けたらと思います。
藍色に染め上げた生地の上に、
水の流れの様な、はたまた風の流れの様な、
滑らかな線を染めた一反。
こちらは鳴海地区を中心に製織されている、
有松鳴海絞の一反になります。
この一反も、
先週にご紹介しましたものと同様、
経済産業大臣認可の、
伝統的工芸品の工程を経た一反。
地元愛知県の木綿産地、
知多木綿で白生地を織り上げ、
そこからほど近い、鳴海町にて、
絞りから染色、仕上げまでなされた、
正真正銘の有松鳴海絞になります。
下絵を描き、その部分を縫い絞りにて、
線描き模様を染め上げた一反。
絞りならではの微妙な揺らぎや、
手仕事だからこそ生まれる温かみや美しさは、
どこか絵画的な印象を受けます。
不均一だからこそ生まれる美しさは、
仕立て上げ、身にまとったときにその真骨頂を発揮し、
体の曲線と動きに合わせて、
斜めに縫い上げた絞り柄が活きてきます。
男性向けと書きましたが、
こちらの一反も今までご紹介しましたものと同じく、
心留まる女性も居られるかと感じています。
反巾は1尺1寸ほどあり、
ゆったりとした裄丈を取る事も出来ますので、
性別を問わず、見惚れて下さる方に、
自分らしいスタイルと共に、
お楽しみ頂けたらと思います。
《掲載商品の詳細はこちら》
浴衣「有松鳴海絞・斜ヨロケ縫い絞り(広巾)」 77,000円(税込・反物価格)
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