和をたしなむ

2020.05.14更新 - 八寸・九寸(名古屋帯)

清流に飛び交うほたるを想い。「染の川勝 紗あわせ九寸『流水にほたる』」

 

夏らしい太陽が射し込むようになり、

季節は初夏から夏へと移ろっている様子を日々過ごしながら感じます。

 

 

今日の一品は、

そんな来たる自然の美しさを込めた染めの九寸です。

 

 

染の川勝 紗あわせ九寸「流水にほたる」

 

 

京友禅の名店「染の川勝」さんが手がけた、

夏の九寸になります。

 

 

題名にもある様に、こちらの帯は「紗あわせ」の帯。

 

季節は単衣から夏衣に向けて、結んで頂けたらと思います。

 

 

生成りの帯地には、鮮やかな水色で流水が描かれ、

 

 

その上を蛍がちらほらと飛び交っています。

 

 

この下の帯地に使われている水色は、

通常であれば表には使わない、目が覚めるような水色。

 

ただし、その色も紗の生地を通すことで、

たおやかさを感じる清流の様な色となります。

 

 

紗の生地に描かれた蛍は、金彩で染め抜いたもの。

 

蛍の幽玄な雰囲気を感じると共に、

その描写の仕方が明らかな蛍ではないので、

水面に浮かぶ「何か」に見立てて、

幅広い季節感で結んで頂ける一本になるかと思います。

 

 

生地が二重になっていることから、

上と下の生地の間に空間が出来て、そこに動きが生まれます。

 

 

その動きは、水の揺らぎであり、

 

 

水面にそよぐ風に吹かれながら飛び交う、蛍の様子そのもの。

 

この動きと陰影に、紗あわせの帯の魅力があります。

 

 

お太鼓の様子はこちら。

 

 

 

合わせる夏衣は、紬や小紋などが最適。

 

 

蛍そのものに見立てて、今の季節感を楽しんでも良し。

 

流水の清涼感を感じる様な、小物合わせを楽しんでも良し。

 

 

一本の帯と共に季節と共に在るきものを、

存分にお楽しみ頂けたらと思います。

 

 

掲載商品詳細

 

染の川勝 紗あわせ九寸「流水にほたる」 210,000円(税別・反物価格)

 

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