和をたしなむ

2022.03.17更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「卒業式の祝辞スタイル。」

今日は息子がお世話になっている、

小学校の卒業式。

 

PTA会長をさせて頂いている事もあり、

祝辞を述べさせていただきました。

 

 

今朝も小学校に着くなり、

 

「あっ!PTA会長だ!!」

 

と、卒業生にすぐ発見されるほど、

私の着物姿は日常なのですが、

 

お祝いの時の長着と羽織は、

ほぼ定番状態のこちらに。

 

 

濃い目の色無地に、

一つ紋を入れた梨地の御召羽織。

 

いつも同じといえば同じなのですが、

私はあくまでもわき役。

 

 

出来るだけ目立たない様に、

かつ、式の格式を落とさない様に、

きもの屋として最低限のコーディネートは、

これが一番の様に思います。

 

 

「式典には袴を。」

 

と、以前は思っていましたが、

袴は無地袴であっても大仰になり、

 

羽織に着流しの方が、

スーツが基本の今の様式には、

向くように思います。

 

 

帯は、卒業生の門出を祝して、

「荒磯模様」のものを結びました。

 

 

荒波を勇ましく泳ぎ回る、鯉たち。

 

 

校長先生が式辞でも述べていましたが、

当たり前の事が当たり前ではなくなった、

この2年間を過ごしてきた卒業生の皆さん。

 

 

これからも時代の荒波に揉まれながら、

楽しいこともつらいことも含めて、

いつまでも今日の気持ちを忘れずに、

元気に時代を泳ぎ回ってほしいなと、

心から願っています。

 

 

全国各地の卒業生の皆様、

今日の佳き日を迎えられましたこと、

心からお慶び申し上げます。

 

誠におめでとうございました。

 

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