男のきものを嗜む。「家事育児と野袴スタイル」
昨日のお話しの続きです。
私ごとで恐縮なのですが、
昨年末に娘が生まれ、新しい家族が増えた年末年始を過ごしている私。
4歳の長男も時々甘えながらも、家事や妹の世話を手伝ってくれて、
段々と新しい生活に慣れてきました。
産後間もない頃の母親の大変さや、家族が協力する大切さを感じる毎日。
良い経験をさせてもらっているなと思っています。
私は「仕事の日は着物・お休みの日は洋服」が通常稼働で、
こうして徒然日記を書いている今も、当たり前のように着物を着ていますし、
長男が通う保育園の送り迎えも、着物を着て自転車で送迎をする毎日。
雨の日は車を使いますが、もちろんその時も着物で行くのが当たり前。
そうしたスタイルを4年間それを続けてきた事もあり、
保育園の子供たちには「着物=長男のお父さん」というのが浸透しています。
日常で着物に親しむ事が少なくなった現代。
子供たちにとって少しは着物を知り、興味を持つきっかけになれば、
一着物屋としても、一着物男子としてもうれしい事です♪
さて、話は本題に戻り、
そうした毎日を過ごす際に、着物を着ていて不便な事に、
「裾の始末が大変」という事があります。
長着のまま自転車に乗れば、風で裾ははだけますし、
重い荷物や子供を抱っこして階段の上り下りをすれば、裾を踏まない様に気を配ります。
今までは、それも何気なく気を付けて過ごしていたのですが、
昨年から履き始めた「野袴(のばかま)」があれば、それもすべて解決してくれます。
裾を短かめに誂えた着物「半着」の上に履く、作業用の袴「野袴」。
通常のものだともっと裾などが細めに仕立てるのですが、
今回私が誂えたものは通常の野袴よりも少し太め。
少しダボつきますが、長着の上に履く事も可能になりました。
これを誂えたことで何より便利になったことは、「自転車の運転」。
長着のままでも乗ることは可能ですが、
これであれば裾の心配を一切することはありません。 その上とても暖かい!
外に出るときは、加えてこんな装いになります。
背中に真綿を入れた袖なし羽織に、マフラーを装着。
スマホや財布を入れる肩掛けのポシェットは、奥さんのものを流用です♪
足元も背中も首回りも暖かい、冬の普段着コーディネート。
「着物を毎日着る事」、
「着物を着て自転車に乗る事」、
「着物で保育園の送り迎えをする事」、
どれもあまり一般的なことではありませんが、
着物が大好きな皆さまが、一層着物の事を好きになるきっかけなどになれば、何よりのことです。
着物と共に楽しいひとときをお過ごしくださいませ。
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