男のきものを嗜む。「小千谷縮(着)はじめました!2021」
毎年夏の恒例、
小千谷縮を(着)はじめました。
今年は洗い張りをして、仕立て直した、
濃灰色横縞の小千谷縮。
昨年までは洗い続けたおかげもあり、
かなり着丈が短くて、着づらかったですが、
今年は少し長めに作ったので着心地抜群です。
帯は、紙布の角帯。
私の変わらぬ定番ですが、
こうして定番の一着、一本と、
変わらぬ夏を迎える事が出来た事は、
何よりも嬉しい事です。
昨年は、
いつ頃に着始めたのかな~?と思い、
私の備忘録にもなっている当店のブログを振り返ってみると、
昨年(2020年)は、6月22日。
一昨年(2019年)は、7月3日。
その前(2018年)は、6月25日。
2017年は、7月1日。
2016年は、7月7日。
2015年は、7月18日。
2014年は、6月28日。
2013年は、6月20日。
2012年は、6月28日。
ドレスコードには律儀で、
意外とコンサバティブな私(笑)
大体、6月の最終週か、7月に入ってから
小千谷縮に袖を通していました。
小千谷縮や麻素材の長着は「夏衣」の分類に入るので、
きもの暦でいけば、7月・8月に袖を通す着物。
前後一週間は範囲内とされるので、
それに合わせれば今までが正解。
今年の私はNGとなります。
きもの屋として、
そうしたしきたりやルールは守り、
その良さをお客さまにお伝えする事も、
商いをさせて頂くうえで大切ですが、
最近はそれから少し考え方も変わり、
ルールを知ったうえで、
今の時代や風習に合わせていく事が、
着物を本心から楽しむ要素なのではと、
思いながら実践をしています。
どちらも間違いではなく、
どちらを選んでも良いと言える選択肢を持ち、
そのメリットもデメリットもきちんと説明できる。
SDGsの様ですが、
着物が次世代へも持続可能なファッションとして、
受け継がれていく事を願い、
今年も上機嫌で、小千谷縮に袖を通していきたいと思います。
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