和をたしなむ

2022.05.17更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「肌寒い初夏に着る、袷の心地好さ。」

 

今日は、少し肌寒さを感じる一日。

 

 

私は早々に袷が過ぎ、

単衣に袖を通していましたが、

それでは風邪をひくと感じて(大袈裟w)、

袷に袖を通しました。

 

 

選んだ袷の長着は、

塩沢御召の一着。

 

 

大島紬の袖なし羽織と合わせました。

 

 

塩沢御召の質感は心地よく、

サラッとした生地感と、薄目の織り上がりは、

袷にしてもその良さを実感できます。

 

 

また、真綿系の紬と違い、

空気を含みにくい素材なので、

袷でも発散性の高さを感じます。

 

 

八掛は、表地の同系色。

 

 

羽織紐は少し、遊びを入れました。

 

 

最近は気候が変わり、

5月も半ば過ぎてしまうと、

本来の季節である袷の着物とは、

縁遠いものになりがち。

 

 

袷に袖を通す期間が短くなり、

単衣に袖を通す期間が長くなりました。

 

 

とはいえ、

袷には袷の、単衣には単衣の、

それぞれの良さがあり、

時々の気候や気持ちに合わせて、

自由に選び、袖を通すことが、

着物らしい季節の楽しみ方だと、

私は思います。

 

 

小寒い初夏に感じた、袷の心地好さ。

 

 

皆さまも季節と共に、

素敵なきものと在る時間をお過ごし下さい。

 

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