和をたしなむ

2024.05.25更新 - 羽織紐

男の着物姿を小粋に演出してくれる「夏の羽織紐」が入荷しました。

 

着物をお召しになる男性の皆さまに向けて、

男性向けの夏羽織紐が揃いました。

 

 

 

 

定番の組紐の羽織紐、二配色。

 

なかなか良い物が組み上がりました。

 

 

 

 

男の着物姿において、

重要な色を挿すポイントとなる羽織紐。

 

 

ただの紐な訳ですが、そうでもない羽織紐の重要性は、

着物を着こなしていくと感じます。

 

羽織紐は機能面でいえば、

羽織の前がはだけない様に固定するものではありますが、

その紐の扱い方や仕草ひとつをとっても、

男性ならではの小粋さを演出してくれる肝となる一品になります。

 

 

今から比べればまだ着物に着慣れていない頃、

歌舞伎を観ていてハッと思わされたことが、

男性役を演じる役者さんの羽織を脱ぎ着する時の仕草。

 

会話をしながら、手元を見ずに紐の始末をする仕草や、

肩からすっと落ちる様に羽織を脱ぐ仕草を観て、

羽織の扱いひとつに大人な男性の着こなしがあるのだと、

感じさせられました。

 

 

それが要因という訳ではないのですが、

当店で扱う羽織紐のほとんどは組紐のもので、

自分で結ばないといけないものになっています。

 

 

「一度解けたら二度と結べないから」

 

とご心配されるお客様もおられますが、

その心配も無用。

 

当店にお越しいただいたら、私が責任をもってお教えしますし、

その気があれば数回結べば皆さま覚えてお帰りになります。

 

 

そんな羽織紐、

 

当店でご提案させていただく男性向け羽織紐のほとんどは、

オリジナルで制作したものです。

 

 

今回は紐の渡敬さんにお願いして、

女性用の夏帯〆から房色や坪の大きさを変えて作っていただきました。

 

 

緑色と薄茶色、白色を基調として組み上げたものと、

 

 

 

 

 

鮮やかなスカイブルーとオフホワイトで組み上げたものになります。

 

 

 

一本の帯〆からは2本の羽織紐が取れるので、

房色を変えて、また坪(羽織紐の付け根)の大きさも変えた、

二種類をご用意しています。

 

 

小坪は、S環(金具)を使って付けるタイプ。

 

大坪は、羽織の乳(羽織紐を付ける輪っか)に直に付けるタイプ。

 

 

上記の写真の通り、

坪のタイプによって、房の色を変えてあります。

 

 

どちらもカジュアル傾向に軸足を置きつつも、

合わせる長着や羽織によって広く結んでいただけるものを制作。

 

 

特に緑色系の方は、夏のセミフォーマルな場であれば、

使って頂ける色目と組み方になっていますし、

 

反面、スカイブルーの方は、

カジュアルなお出掛けに使って頂くと、

胸元に明るく爽やかな夏色を取り入れて頂ける事と思います。

 

 

酷暑の夏を考えると、

少しでも軽装にしたい気持ちもありますが、

夏の薄物羽織の小粋さは、他の季節に勝るものがあります。

 

 

そんなお洒落を楽しみたい皆さま、

着流しではなく夏も羽織のお洒落をお楽しみになりたい皆さまに、

お届けする事が叶えばと思っています。

 

 

 

《掲載商品の詳細・ご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。

 

羽織紐「男性向け・夏用・平唐レース絣・撚房」

16,500円(税込)

 

 

 

羽織紐「男性向け・夏用・宝玉レース色耳・撚房」

16,500円(税込)

 

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