祖父の頃の精神を忘れずに。「たとう紙を復刻リニューアルしました。」
着物屋の顔である「たとう紙」。
お誂え頂いた着物や帯を納める包装紙の様であり、保管用の包みですが、
この度、リニューアルをしました。
こちらが新しいたとう紙。
どの様なものにしようか、ご縁のあった和紙店さんと相談をし、
数ある中から検討して決まりした。
使った和紙は、地元の美濃和紙。
洋紙を使った和紙風のものが多いのですが、
和紙100%の方が手触りも良く、
またたとう紙本来の機能として欲しい吸湿発散性に優れているので、
納める着物の事を考えて、こちらにしました。
蝦茶色の五本線は、祖父が創業当時に使っていたデザイン。
今までは無地でしたが、古くからのお客さまには愛着もあり、
また私自身も気に入っている柄なので、これを機に復刻をしました。
また、お客さまからも色々とご意見を頂き、それを反映することに。
そのひとつが、「のぞき窓」の位置です。
通常、たとう紙ののぞき窓は、たとう紙表面の上部にありますが、
これは箪笥に仕舞った状態ですと上にあるきものが邪魔をして、
中に何が入っているのか確認が出来ません。
そうした事もあり、
今回のたとう紙ののぞき窓は、裏面の右下にしました。
こうする事で箪笥に仕舞った状態でも、
隅を少し上げるだけで中の着物を確認が出来ますし、
裏面にある事で、
不意の日焼けによる色焼けを防ぐ事も出来ます。
祖父の事の精神を受け継ぎつつも、
リニューアルした、きもの美濃幸のたとう紙。
今からお納めしていく着物たちや、
それをお召しになるお客さま皆様の想いに残るものになればと思いますし、
祖父の頃を懐かしく思うお客様がおられる様に、
私の代から次の世代へと繋がるたとう紙になればと思います。
それにしても、新しいたとう紙に早く着物を納めたい!!
気張って商いをしますので、
皆様からのご注文を心からお待ちしておりまーす♪
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