和をたしなむ

2017.12.23更新 - 男のきもの

素材も色柄も暖かな真冬の男きものを。

 

年の瀬が近づいてくると、

年明けの初詣など、着物が似合う機会がグッと増えてきます。

 

そんな時期は、着物に興味のある男性にとって、

心の負担なく、着物を楽しめる最適な時期。

 

きもの美濃幸では、一層寒くなる季節にも暖かな、

男のきものに向く素材をご用意しています。

 

 

写真中央の黒細縞の長着は、「西陣ウール」。

 

その名の通り、ウール素材で織り上げた長着用の反物なのですが、

一昔前であれば、「普段着=ウールアンサンブル」というくらい、

どこでも見かける事の出来た当たり前の商材でした。

 

ただ時代は変わり、物作りの現場も変わり、

今では私の知る限り、京都でウールを製織しているのは、

お取引をさせて頂いている。この一軒のみ。

 

奇しくも貴重な素材となりました。

 

 

ウールの長着は、裏地を付けずに誂えるのですが、

それでもウールの暖かな素材感は真冬の時期でも心地よく、

冬の普段着として、お勧め出来る一品のひとつ。

 

きもの男子に向く西陣ウールは、現在はこの一反のみとなりましたが、

真冬の普段着をお召しになりたい男性には、お勧めしたい一品です。

 

 

合わせる帯は、先日仕入れをしました、

タッサーシルク」の糸で織り上げ、染色をした角帯。

 

タッサーシルクとは、

野生の蚕である「野蚕」の一種から取れた糸のことで、

均一ではない糸の太さや、ざっくりとした織り上がりが特徴です。

 

西陣ウールの素材感と、タッサーシルクの素材感は、

絹とウールの違いがあれど、どこか共通するものがあり、

当店としては初めて合わせてみたのですが、

とても相性のいい感じがしています。

 

 

真冬の着物は、ウールのような「暖かな素材」と共に、

色柄など「見た目の暖かさ」も重要な要素になります。

 

淡い色目でも、合わせる色柄の組み合わせによって、

見た目に暖かな雰囲気を作ることも出来、

それもファッションとしての楽しさに繋がります。

 

 

男性の皆さまにも、そんな素材感も色柄も暖かな、

真冬に心地よいコーディネートを、自分らしくお楽しみ頂けたらと何よりのこと。

 

そんな素敵なことのお手伝いが出来る店で在りたいと思います♪

 

 

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