縞格子をシンプルに楽しむ、片貝木綿の魅力。「美濃幸好み『片貝木綿』各種ご紹介!!」
今月の特集、
「普段着きものに向く、美濃幸好みの木綿着物」
いよいよ、ラストスパート!
今日は伊勢木綿と同じく、
木綿着物の定番中の定番、
「片貝木綿」
をご紹介します。
写真の詳細は、
最下段に添付しました、
オンラインショップをご覧頂くとして、
このコラムでは、
伊勢木綿と同じく私自身が愛着をしている、
「片貝木綿の良さ」
を中心に、
お伝えできればと思っていますので、
どうぞお付き合い下さいませ。
片貝木綿は、
新潟県小千谷地区「片貝町」にある、
「紺仁(こんに)」さんという織屋さんで、
製織をされている木綿織物の事。
紺仁さんでは片貝木綿に限らず、
麻織物や染物もされていますが、
普段着着物ユーザーさんには、
「紺仁さん=片貝木綿」
のイメージが強いのではと思います。
シンプルでベーシックな、
細かな縞や格子柄が多く、
性別や年齢を問わず、
多くの方にお召し頂ける事が、
片貝木綿のメリットのひとつ。
あまり奇抜なものになると、
着にくさが出てきますが、
片貝木綿の多くはそうではなく、
気軽に、そして気楽に着れる事が、
嬉しいところだと思います。
また、色々な配色のものを精力的に作られており、
和の定番の様な色目から、洋を感じるものもあり、
着物を始めようと思われている方にも、
色柄のハードルを低くして、
お楽しみ頂ける事もメリットのひとつ。
男性であれば、普段着ているスーツや、
ネクタイの色と近しいものがあれば、
より気軽になりますし、
女性であれば、洋服はもちろん、
身近にある小物の様な印象を持っていれば、
スッと馴染むものになることでしょう。
片貝木綿の生地感は、
伊勢木綿よりも薄目。
私の感覚と、名古屋の気候でいえば、
真冬はインナーを工夫しても、
寒い日が多い印象があります。
半面、今くらいの気候や、
GW過ぎたあたりの暑さが始まった頃も、
快適に袖を通せるのは、メリット。
春や秋など、穏やかな気候の頃に、
気持ちよく木綿の風合いを味わえます。
今月、ご紹介をしてきました、
木綿の生地感の違いは、この様な感じです。
《生地厚》
薄 厚
片貝木綿→伊勢木綿→丹後木綿
《心地好い季節感》
片貝木綿=春(3~5)・秋(9末~12初)
伊勢木綿=冬春(1~4)・秋(10中~12)
丹後木綿=冬春(1~4)・秋(10中~12)
私なりの感覚ですが、
この様な感じで自身は楽しんでいます。
軽やかに、軽快に袖を通し、
気軽に木綿の風合いを楽しめる「片貝木綿」。
いかがでしょうか。
「これから普段着着物を始めたい。」
という方には、
絶対にお勧めできる一着に仕上がりますので、
気になった方はぜひ、
↓のオンラインショップをチェックしてみて下さい。
普段着着物の楽しい輪が、広がります様に。
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