和をたしなむ

2024.06.23更新 -

#千鳥好き にはたまらない! 千鳥の愛らしさを楽しむ麻コーディネート紹介。

 

夏の柄と言えば色々とありますが、

私が好きな柄は「千鳥」。

 

 

芸人さんの千鳥も好きですが、

夏着物や帯に染められ、織り上げられた千鳥柄は実に愛らしく、

夏の風情を感じさせてくれます。

 

 

そんな今年の美濃幸好み千鳥柄の帯を、

小千谷縮と合わせる「麻コーディネート」にてご紹介いたします。

 

 

 

珊瑚色に染め上げた帯地の上に千鳥柄を染め上げた麻の九寸帯。

 

 

京染の名店「工芸キモノ野口」さんが手掛けた一本になります。

 

詳しくはこちら

千鳥の愛らしさと品格を夏の遊び心と共にお楽しみください。

 

 

こちらの一本。

 

私が千鳥好きという事もあるのか、

ご来店の皆さまにも好評を頂いております。

 

 

そんな千鳥柄ですが、

俳句の世界では「冬」の季語で、

夏に渡ってきて冬には南方に帰っていく旅鳥が多いのですが、

古くから水辺の鳥として冬を表わす鳥とされてきたようです。

 

 

着物の世界ではこの一本の様に夏に使われる事が多く、

具体的に鳥を描写したものではなく、

ご覧の様な単純化した柄が一般的。

 

水辺や波と一緒に表現される事から、

涼感を感じる夏の柄と親しまれています。

 

 

 

意外と万能に合う一本なのですが、

こちらの一本は麻帯と言うことで、

一層相性が良いであろう麻織物「小千谷縮」に合わせてみました。

 

 

 

 

素材が一緒だと自然と馴染みが良くなり、

またどちらも美濃幸好みの雰囲気を持った一品同志なので、

言わずとも知れた相性の良さがあります。

 

 

 

こちらの小千谷縮。

 

ただの縦縞の様に見える一反ですが、

夏の涼感を感じさせてくれる多彩な色遣いがなされ織り上がっている凝った一反。

 

おだきんさんが手掛けた手織りの一反になります。

 

 

 

 

一般に流通している小千谷縮のほとんどは織機織のもので、

手織の小千谷縮となると工芸品クラスのお値段がほとんど。

 

 

こちらの一反はそうしたものと手間のかけ方が違いますが、

手織りらしいしっとりとした生地感も特徴で、

織機織と手織のどちらの良い所も感じられる織り上がりとなっています。

 

 

 

 

夏の涼感をそのままに楽しむ事が出来る天然繊維「麻」。

 

 

硬い肌触りから決して万人向けではありませんが、

高温湿潤の日本の夏を少しでも快適に過ごす素材としては、

これに勝るものはないのではないでしょうか。

 

 

麻の爽快感は着てみた人だけがわかる快感!

 

 

夏向きの素材と夏向きの柄を共に楽しみながら、

素敵な夏をお過ごしくださいませ。

 

 

 

《掲載商品のご購入はこちらから》

※商品名と写真をクリックしていただくとオンラインショップに移行します。

 

小千谷縮「手織り・ストライプ・おだきん製」

176,000円(税込・反物価格)

 

 

 

麻九寸帯(名古屋帯)「工芸キモノ野口・千鳥・珊瑚色」

92,400円(税込・反物価格)

 

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