和をたしなむ

2021.06.16更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「小千谷縮(着)はじめました!2021」

 

毎年夏の恒例、

 

小千谷縮を(着)はじめました。

 

 

今年は洗い張りをして、仕立て直した、

濃灰色横縞の小千谷縮。

 

昨年までは洗い続けたおかげもあり、

かなり着丈が短くて、着づらかったですが、

今年は少し長めに作ったので着心地抜群です。

 

 

帯は、紙布の角帯。

 

 

私の変わらぬ定番ですが、

こうして定番の一着、一本と、

変わらぬ夏を迎える事が出来た事は、

何よりも嬉しい事です。

 

 

昨年は、

いつ頃に着始めたのかな~?と思い、

私の備忘録にもなっている当店のブログを振り返ってみると、

 

昨年(2020年)は、6月22日。

 

一昨年(2019年)は、7月3日。

 

その前(2018年)は、6月25日。

 

2017年は、7月1日。

 

2016年は、7月7日。

 

2015年は、7月18日。

 

2014年は、6月28日。

 

2013年は、6月20日。

 

2012年は、6月28日。

 

詳しくまとめたブログはこちら

 

ドレスコードには律儀で、

意外とコンサバティブな私(笑)

 

大体、6月の最終週か、7月に入ってから

小千谷縮に袖を通していました。

 

 

小千谷縮や麻素材の長着は「夏衣」の分類に入るので、

きもの暦でいけば、7月・8月に袖を通す着物。

 

前後一週間は範囲内とされるので、

それに合わせれば今までが正解。

 

今年の私はNGとなります。

 

 

きもの屋として、

そうしたしきたりやルールは守り、

その良さをお客さまにお伝えする事も、

商いをさせて頂くうえで大切ですが、

 

最近はそれから少し考え方も変わり、

 

ルールを知ったうえで、

今の時代や風習に合わせていく事が、

着物を本心から楽しむ要素なのではと、

思いながら実践をしています。

 

 

どちらも間違いではなく、

どちらを選んでも良いと言える選択肢を持ち、

そのメリットもデメリットもきちんと説明できる。

 

 

SDGsの様ですが、

着物が次世代へも持続可能なファッションとして、

受け継がれていく事を願い、

今年も上機嫌で、小千谷縮に袖を通していきたいと思います。

 

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