2022.04.11更新 -
徒然なるままに
何気ないものにこそ、美しさが宿る。
過日の京都での問屋めぐり。
心奪われる一品に出逢う事が叶いました。
何気ない白地に、
薄っすらと縞柄が織り込まれた織物。
こちらは九寸帯なのですが、
心が震えるほど美しい織物。
問屋さんの売り場に掛けてある様子を見て、
お値段も聞かずに見分けていました(笑)
私は、こうした何気ない一反が大好き。
作り手の想いや、織物に対する愛情が、
そのままに感じるものを見ると、
心から愛おしく思います。
特に目立つ柄が織り上げられた訳でもなく、
特徴的な織り方をしてい訳でもなく、
作為的に縞柄を織り上げた訳でもなく、
でも、
織り手が糸の事を知り、機織りそのものを愛していないと、
絶対に成すことが出来ない織物の世界が、
この一反には宿っている様に感じます。
いつまで見ても飽きがこない、
美しさが宿った一反。
当面、
オンラインショップに掲載はしませんので、
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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