和をたしなむ

2018.02.13更新 - 徒然なるままに

命を吹き込むひととき。

 

先月末から今月月初めにかけて新たに仕入れをした一品たちが、

先週あたりから順次、店に届いています。

 

 

まずする事は、荷をほどき、一品ずつ検品をすること。

 

お取引をさせて頂いている問屋さんは、どこも確かな仕事をして下さるところばかりで、

万が一も間違いをされることはないと確信をしているのですが、

だからこそ、店でも反物の巻きをほどき、きちんと検品をする事がとても大切。

 

祖父の代から、また女将の代から築いてきてくれた信頼関係を、

私の代でも引き継いでいく事が、何よりも大切です。

 

 

入荷した商品たちは、そうした検品ののち、

値札をつけていきます。

 

この値札付けは、私にとって、商品に命を吹き込む仕事。

 

これより、正式にきもの美濃幸の一品として、

皆さまにご覧頂ける一品として店の中を彩り、

お客様にお楽しみ頂ける様になります。

 

 

また、この仕事はとても神経を使う仕事。

 

当店の様に、一品一品を見極め、仕入れを基に商いをしている店にとって、

値付けが店の在り方を決める全てでもあり、評価を決めるものです。

 

高すぎては、お客様に喜んで頂けず、安すぎては、次の仕入れが出来ない。

 

とても難しい仕事なのですが、一品ごと、その顔を見ながら、

最良と思う値付けをしていきます。

 

 

とはいえ、初代からの教えで、

 

出来る限りお値打ちにお売りする様に。

 

という事が根底にある私。

 

お客様が喜んでお手に取って頂ける様に、

その笑顔を思い浮かべながら、札付をしていきたいと思います。

 

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