和をたしなむ

2021.05.11更新 - 浴衣

手仕事の美しさと柄が持つ愛らしさを。「有松・鳴海絞り浴衣『うちわ』」

 

先月のコラムで少しご紹介をしました、

有松・鳴海絞り」の浴衣たち。

 

今日はその詳細をご紹介したいと思います。

 

 

まずは「女性向け」の一反から。

 

 

有松・鳴海絞り浴衣「うちわ」

 

 

濃紺の地色の上に浮かぶ、

濃淡や大小散りばめられて染め上げられた、

うちわの柄の浴衣生地です。

 

 

先のコラムにも書いた通り、

正真正銘(おかしな言葉ですが)の、

有松・鳴海絞りの一反になります。

 

 

絞り仕事から染色まで、

地元名古屋の有松・鳴海地区でされた一反。

 

 

紺色の濃淡のみの配色ですが、

多色づかいの有松・鳴海絞りよりも、

絞り本来の美しさや、

手仕事の良さが際立った仕上がりです。

 

 

民藝的な素朴さと、

絞り特有の曖昧な輪郭から生まれる、

愛らしい雰囲気が絶妙。

 

 

真夏の遊び着として、

浴衣本来の袖を通す楽しみが、

ここには在ります。

 

 

多数の絞り技法を使いながら仕上げた、

うちわの様は品も良く、

 

 

どこか、愛らしさも感じさせてくれます。

 

 

昨年に続き、

今年も夏祭りらしきものは、

開催されなさそうな空気感ですが、

 

もともと、湯上がりに袖を通す浴衣として、

本来あるべき家着や部屋着としての

 

「おうち浴衣」

 

を試してみるのも、

こうした時勢下ならではの、

着物と過ごす楽しみのひとつではと、

私は思っていますし、

 

こうした本来の絞り浴衣の良さや、

有松・鳴海絞りの良さを教えてくれる一反だからこそ、

素肌から感じる質感の良さを、

お楽しみいただければ幸いです。

 

 

掲載商品詳細

 

有松・鳴海絞り浴衣「うちわ」 132,000円(税込・反物価格)

 

ご購入はこちらから

 

有松・鳴海絞り浴衣「うちわ」

 

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