和をたしなむ

2019.07.04更新 - 男のきもの

男のきものを嗜む。「小千谷縮 着始めました♪」

 

もったいぶった訳でもなく、

 

また我慢をしていた訳でもなく。

 

まったくもって暦通りなのですが、

 

 

小千谷縮を着始めました♪

 

 

現代の気候において、普段着の着物に関して言えば、

その時々の天候に合わせて最適な一着を選んで着る事が、

最も自然で、健康的なこと。

 

暑ければ、涼しいものを、

寒ければ、温かいものを選び、着る事が自然なように感じています。

 

 

小千谷縮は「麻織物」なので、基本、きもの暦では「夏の着物」。

 

7月と8月に着る事がそれからすれば正解なのですが、

昨今の40度を超える猛暑や、5月過ぎから30度を超える気候を考えると、

昭和に作られた暦だけを守っていては、体調を崩してしまうというもの。

 

 

もちろん、そうした暦に寄り添い、

その中で自分らしいお洒落を楽しむ事は大いに賛成なのですし、

その楽しみ方を伝えていくことが着物屋の役目だと自負していますので、

バランスを取りながら、ご縁のあった皆さまにアドバイス出来たら、

何よりの事だと思っています。

 

 

ちなみに、小千谷縮に関していえば、私は5月に着るのは早過ぎ。

6月半ば頃が最適だと感じています。

 

その理由は、

小千谷縮は通気性と発散性が抜群に良いので、

30度を超える様な無風の日中は良いのですが、

風があったり、日が暮れてくると、体感が寒過ぎてしまうから。

 

 

麻織物が持つ特性を最大限に体感するのであれば、

一日通して25~8度以上あると、一層心地好く楽しめると思います。

 

 

といっても、これも私が感じる体感レベルのこと。

 

暑がりの方や、寒がりの方など、人によって感じ方は様々ですので、

色々と着ながら試してみて、自分らしい着こなしを探してもらえればと思います。

 

 

ちなみに、合わせた角帯は、紙布の角帯。

 

 

この帯とも長い付き合いになりました。

夏帯らしい見た目の涼感を持つ、お気に入りの一本です。

 

詳しいご紹介は、また後日にて。

 

 

来たる季節を、お好みの着物と自分らしく過ごす、

素敵な日々が訪れます様に♪

 

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